2025/03/16
「二宮尊徳に学ぶ」まちづくりのお勉強をしてきました(報徳流地方創生塾)

補助金ありきで計画書を作ってなんとか融資を取り付けて始まったはいいけど中身が空っぽのまちづくりが横行している。まず、やってみる。本業が重要。様々な洞察を得ることができた「二宮尊徳に学ぶ」報徳流地方創生塾。
「二宮尊徳に学ぶ」報徳流地方創生塾
今日は「生コン屋さんの地域おこし!」の一環で参加した報徳流地方創生塾の模様をお伝えするよっ。
報徳流地方創生塾参加(二宮神社)
二宮神社とは
伊豆の国市内をスマホ片手に自己啓発(時には資格試験のテキストを読みながら)でお馴染みオワコンの宮本さんとしても、また、ホソヤンのおすすめ本「代表的日本人」を読んでも、個人的に大変シンパシーを感じていた二宮尊徳をテーマとしたまちづくりの勉強会(報徳流地方創生塾)が二宮神社で開催されました。
木下斉「稼ぐまちづくりの実践」
世の中に蔓延っている「まちづくり」は補助金ありきで、手段の目的化が始まり補助金を取るためのスキームが論じられ中身がないまま突っ走り途中で息切れしてプロジェクト自体が破綻する、というあり方に対する問題定義をたくさん聞かせてもらいました。つまり、中身「本業」(やりたいこと)があってこその補助金であり中身がないのにまちづくりもクソもない、と言う話だった。 まちづくり会社って言葉自体が結構怪しい響きを放つのはそのような背景があるからだと思う。
木下斉
木下 斉(きのした ひとし、1982年7月14日 - )は、日本の社会起業家、まちづくり専門家。一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事、内閣官房地域活性化伝道師、北九州市アドバイザー[1]。修士(経営学)。新語流行語大賞「IT革命」、咢堂ブックオブザイヤー2018等受賞。
「まちづくりを目的にしない」事例 #ナマコンバレー
そんな話を聞いていて思い出したのは #ナマコンバレー やカフェLumberの事例。 そもそもここはオワコンの宮本さんの生家であり3年前は廃屋で誰も住んでいなかった。生コン本業に供するための試験棟やオフィスが欲しいと言うことになってリノベを始めたところ、そこには元々源泉がわいていて(これ、すごいよね)、とても快適だったものだから「カフェ欲しいよね」(宮垣イケメン)ってことになってLumberが誕生し、屋上にガーデンキッチン作って、コンクリート展示場を作って、コンクリート関係者のみならず多くのエリア内外の方々が集まる場所になって、と言うプロセスを振り返ると、結果的にまちづくりにはなってるけど、そもそもまちづくりなんか考えてなかった、という深い洞察を得ることができた。つまり、まちづくりとか考える前に「本業がんばれ」が結論なんだと思いました。CSVとか CSRとか喧伝せずとも、本業がんばってれば自然とまちづくりがついてくる。
事例 二宮神社/REVIC
小田原市を賑やかにしている二宮神社の宮司さんと官民ファンドのコンサルさんのありがたいお話。こういうセミナーで気をつけなければならないのは、彼らは所詮「手段」であり「道具」であるということ。参考にするのはいいけれど、依存してあれこれ尋ねてその通りにやってみる、みたいな罠にかからないよう注意すること。もちろん彼らには悪意なんかなく善意しかないのだが、結果的に「言われた通りにやったのにうまくいきませんでした」ということで恨みに変換されてしまうケースは結構ある。自分自身が全て決めるという認識が重要だと思います。
まちづくりの事例を現地で肌で感じることのできる貴重な体験でした。二宮神社さんがプロデュースしたカフェで懇親会で初日は締めくくりとなりました。
二宮神社プロデュース きんじろうカフェ&グリル
前日の食あたりでいまいちテンションの上がらなかったオワコンの宮本さんだったが二宮神社さんがプロデュースしたきんじろうカフェ&グリルの美味しいご飯に舌鼓を打って元気になってから異業種交流会でみんなと楽しくお話できました。
「コンクリートをもっと身近に」
というわけで引き続き本業「コンクリート」の価値を「伝える」情報発信頑張りますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也