2023/11/13
環境とコンクリートという観点で振り返る1週間(週刊生コン 2023/11/13)
コンクリートは自然を支配する存在というイメージは日々払拭され環境問題におけるブレイクスルーはコンクリートなしでは達し得ないという認識が広がる。その実践として、先週1週間を振り返る(週刊生コン 2023/11/13)。
コンクリートから環境への貢献
コンクリートをCO2の観点で見つめる
コンクリートは脱炭素の観点からいっても環境に優しくないとすることができる。その理由は主要原材料セメントの製造過程で大量のCO2を発生させるからとなっている。一方、このところ生コンポータルらで推進されているコンクリートはいずれもセメントの使用を極力抑えCCUなどを積極利用しているのが特徴だ。
関連記事:【脅威のCO2削減率】「1〜18N/mm2領域など組合単位で製造が始まれば資源循環・脱炭素社会が実現します」
コンクリートから空間に潤いを
これまでは地面に適応が前提と考えられてきたがこちらのように仮に柱や壁といった分野での使用が進めば打ち水効果や雨水貯留効果はさらに高まることが期待される。それはとりもなおさず植栽など樹木にとっても好影響をもたらす。
関連記事:【岐阜】「床だけじゃない。壁や柱にだって【オワコン】は意匠性の高い材料として用いられています」APLAN
コンクリートで清潔を保全
コンクリートできちんと整備されている(砂利を敷いてあるだけではない)ということで得られる衛生面の効果が如実に現れている。
関連記事:【岐阜】「あれだけ頻繁に地域猫がふんをしに訪れていたのに今は全く来なくなった」
灰色が守る緑「大地に蓋しない」
コンクリートは自然を虐げるというイメージはあるかもしれないが、このところのコンクリートは自然と調和するばかりか植栽などを守る(マルチング効果など)こともわかっている。
関連記事:【千葉】「植栽を労るなど昔では考えられなかったコンクリートの事件が続発」館山生コン・山一園
創発される環境コンクリート
そんな環境とコンクリートの実践は各地のラストワンマイルらで交流され創発されている。生コンキャンプではその舞台裏を発信している。
関連記事:生コン工場の静脈(残コンからCCU)と動脈(CCU利用生コン)を一気に見学【後編】
今週から本格化する直営施工!
庭コンでできること
お住まいの近くの施工業者をご紹介します。実績のある施工業者がいない場合、お探しいたします。
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
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どうしても施工業者が見つからない場合は、施工経験豊富な直営業者・生コンポータルスタッフが、最終手段として事前見積のうえ施工に伺います。
50mm厚 | 100mm厚 | |
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〜20㎡まで | ¥120,000 | ¥155,500 |
〜40㎡まで | ¥194,000 | ¥291,000 |
〜60㎡まで | ¥291,000 | ¥436,500 |
免責事項: 詳しくはこちら
なお、各地の工事業者・生コン工場らの「オワコン」「オコシコン」「まさ固」(イワモル)参画を促すために今週から生コンポータルでは「直営施工」を本格的に始動させる。明日予定されている「オワコン」は宮本さんも駆けつけてねこ押し(一輪車運搬)をみっちりお手伝い。
「コンクリートをもっと身近に」
というわけで、今週はいよいよ直営施工も本格始動ってことだし、「オワコン」「オコシコン」ともに絶好調で各地で施工されるようだから、もっともっと「伝える」情報発信に邁進するよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。