毎年大晦日恒例となっている「透水性コンクリート書き納め」。当社らにとっては20年超の歴史を数える透水性コンクリートはいよいよ現代の要請「資源循環」「脱炭素」に応えようとしている。

残コン/SCMs の高度利用で資源循環/脱炭素

シリーズ「オワコン、あれから。」本格始動

2021年8月20日に着想された「オワコン」は2年足らずで膨大な施工実績を数え今年から納品直後の綺麗な様子ではなく暮らしが始まったリアルな製品紹介をするシリーズ「オワコン、あれから。」が本格始動を見た。発信する情報の通りしっかり「オワコン」（や「オコシコン」）は雑草を抑え、排水を全うしている様子が数多く紹介された。

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直営施工体制の強化

また、2023年は「直営施工」体制の強化が図られた1年。一般消費者（施主）への情報浸透に比べて各地の施工業者らの非積極性がボトルネックとなったことへの対策として山本五十六の「やってみせ」精神からの挑戦。

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残コン高度利用「オワコン」世界初実装！ 日経新聞に掲載

開発から2年足らずで世界が注目する大規模実験に採用された造粒ポーラスコンクリート「オワコン」は国内外多くの耳目を集め日本経済新聞でもその社会的有用性について紹介をされた。

「オワコンの素（Y弾）」に関する「ちんころ」撃破

毒物及び劇物指定令の一部改正等について（通知）平成30年６月29日 薬生発0629第１号 （厚生労働省（医薬食品局）関連情報）

こちらはそんな大成功を喜ぶ雰囲気に水を刺すような出来事。躍進を続ける「オワコン」のキーマテリアルの一部に数年前「劇物」として区分変更を受けていた成分があることが発覚。監督官庁も当社も知らなかったこの事実を悪意の第三者（利害関係人）が厚生労働省の本省にお知らせ（ちんころ）したもの。宮本さん一瞬肝を冷やしたがなんのことはない、得意の資格試験で毒物劇物取扱責任者を楽勝取得の上法律が要求する要件を満たし「ちんころ」撃破、という結果的には溜飲を下げる出来事となった。

技術開発で連携する「ドットコン」GD2023獲得！

姉妹プロダクトとして生コンビニでも取り扱いのある「ドットコン」見事GD2023を獲得し先行プロダクト「オワコン」「オコシコン」に追いつけ追い越せの勢いを見せたのも今年の出来事だった。なお、開発者・小澤辰矢さんの書籍がKADOKAWAから2024年発刊予定とこちらも勢いは止まらないようだ。

MAPEIとイタリアと伊豆半島とエロイカジャパン

残コン・SCMs高度利用コンクリートが採用された川の駅伊豆城山は世界イベントエロイカジャパン2024の公式ルートとして採用された。世界企業MAPEIがスポンサーする本イベントには国内外多くの自転車関係者が集まる見込み。2024年はサイクルツーリズムに加えてインフラツーリズムとしても残コン・SCMs高度利用「オワコン」が地域に貢献を果たすことになる。

2024年は流通網の構築で汎用化へ！

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。