2024/06/17
カーボンニュートラルとコンクリートの色彩は相性がいい(週刊生コン 2024/06/17)
月曜日3本目のblgで前週1週間を総括する週刊生コン。CN(カーボンニュートラル)と色彩(着色)の意外な相性についてご紹介。味気ない灰色一択ではなく、環境にも貢献しながらコンクリートの色彩を楽しもう。
CNと色彩の意外な相性
CN見える化
現在 JOISでは各種コンクリートのCN率を公開している。コンクリだけ見てもなんのこっちゃわからないところだが、今後CNツーリズムの進展に伴いコンクリートにQRパネルを設置するなどが予定されている。
関連記事:CNツーリズムでは各種コンクリートの普通コンクリートと比較した【CO2削減量】がわかります
CO2を吸収・固定している様子をデモンストレーション
わかりやすい、という点から言えば生コン工場で必ず見かけることのできる透明な上澄水をストローでぶくぶくすると炭酸カルシウムが析出する(CO2 + Ca(OH)2 → CaCO3)デモンストレーションはほんの30〜60秒で見せることのできるCN。
関連記事:目で見てわかる【残コン】高度利用がカーボンニュートラル社会に貢献する理由
明らかに白いCNコンクリート
なお、前週はCNツーリズムに多くの人が訪れた1週間ともなった。明らかに他のコンクリートに比べて白い、触ると明らかに冷たい、そんな体験がCNツーリズムの武器だ。
関連記事:資源循環・脱炭素インフラは【ON SITE X】(建設)【JOIS】(コンクリート)の連携で広がる
白いから色鮮やかに染まる「ナゲコン」
そんな白いCNコンクリートだからこそ「ナゲコン」(後添加着色剤)で鮮やかに着色されるということがわかった。
関連記事:「コンクリートに色彩を」 味気ないコンクリと一生付き合いたくないなら【ナゲコン】じゃいなさい
その「オワコン」は景観にも調和する
また、灰色一択だった「オワコン」にカラーバリエーションが生まれたことで環境と調和する景観資材としての観点も発見された。
関連記事:「オワコン・ジ・アース爆誕?!」 【ナゲコン】で好みの色に染め上げて!
コンクリートのCNや着色のご相談は「生コンビニ」by JOIS
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
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・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
※「生コンポータル」「生コンビニ」(当サイト)では原則対象を個人事業主・法人として販売を行っており、 DIYer様からのお問い合わせといたしましても個人事業主・法人対象のサービスを提供いたします。
なお、個人様からのお買い求めは事前振り込みを原則とし、生コン車の拘束時間(30分以内、超過する場合は所定の位置に荷下ろし) 他をご理解いただいた上でのサービス提供とします。
コンクリート実務家らのオンラインサロンJOIS
そんな、CNや着色についてのご相談はコンクリートをもっと身近に「生コンビニ」by JOISまで。
「コンクリートをもっと身近に」
知れば知るほどコンクリートの可能性は無限に思えてくるようになります。そんなサイコーのコンクリの貢献を広げるためにも「伝える」情報発信を今週も楽しむよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。