2024/08/30
「どっちを選ぶ?」 【同じ値段で】ワイヤーメッシュの【土間コン】に対してCO2排出量は【20分の1】以下
同じ値段だったとして、いわゆる一般的にワイヤーメッシュを標準とした土間コンと、ひび割れ抑制効果がちゃんとあってCO2排出量が20分の1以下の土間コン、あなたならどっちを選ぶ?カーボンニュートラル(CN)な土間コンのご紹介。
同じ値段でCO2排出量20分の1以下で土間コン
土間コンの定番ワイヤーメッシュ
あまりに一般的に用いられているためそれほど知られていないのがその「ひび割れ抑制効果」のエビデンスの欠乏。以前は道路関係のHPにワイヤーメッシュの使用を考え直すことを促す論文が掲載されていたのだが、どのような作用が働いたのか現在それら論文資料はWEBに見つけることはできなくなっている。宮本さん、このような既往産業の隠蔽体質は本当に良くないと思います、国力を貶めます。
CNコン(PP繊維仕様)のエビデンスバッチリ
この結果によると1m2あたり100gのPP繊維を締め固め(タンピング)前に表面散布することでひび割れをバッチリ抑制している。
関連記事:論文「ポリプロピレン短繊維を部材表面のみに混入させた繊維補強コンクリートの基礎物性およびひび割れ抑制効果に関する研究」(古川ら).pdf
ワイヤーメッシュCO2排出量
ワイヤーメッシュはつまり鉄であるため製造過程でのCO2排出量は膨大。
関連記事:土間コンの 【ワイヤーメッシュ】 高いし、面倒だし、効果は無いし、CO2たくさん出てます
一方CNコン(PP繊維)は20分の1以下!
なお、PP繊維メーカーのご担当者さんにチャットで確認を入れた内容が以下の通り。
100g/m2ばら撒きの場合CO2削減効果95%
なお、PP繊維ばら撒き(写真)にした場合のCO2排出量は20分の1。なお、エビデンスに関するデータ希望はメーカーにて公開していないため個別にご連絡をください。
セメントを高炉セメントB種でさらにCO2排出量削減!
CO2排出量 (kg/㌧)※1 | セメント1㌧あたりの使用量 | |||
---|---|---|---|---|
石灰石 (kg/㌧) | 石炭 (kg/㌧) | 電力 (kwh/㌧) | ||
ポルトランドセメント①
|
768 | 1,111 | 95 | 30 |
高炉セメントB種②
|
437 | 622 | 56 | 21 |
削減量(①-②)
|
331 | 489 | 39 | 9 |
削減率(%)
|
43% | 44% | 41% | 30% |
出典:セメントLCIデータの概要(セメント協会2016年度実績)
※1 購入電力分を含まない
※2 焼成用および自家発電用の合計
なお、CNコンクリートではセメントをポルトランドセメントではなく高炉セメントB種に置き換えているため、結合材(セメント)単体でのCO2排出量削減率は表にあるように43%となる。(引用:https://www.kourocement.co.jp/environment/)
土間コンのご相談も「生コンビニ」まで
例え「オワコン」「オコシコン」を採用しなかったとしても「同じ値段で」よりひび割れ抑制率が向上しさらにCO2排出量が低減できるCNコンクリートのご相談も「生コンビニ」まで。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
各種CNコン |
生コン単価 | 込 | 0.5m3 |
ナゲコン(着色) | 10,000円~ /m3/袋 |
別 | 1m3/袋 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
生コンデスクフォーム
CN土間コンの詳細はJOIS 9.11キックオフで!
JOISキックオフイベント 9.11
2.プログラム
1430:開会挨拶 船尾孝好(大阪兵庫生コンクリート工業組合)
1515迄:基調講演「再強コンクリートについて」
1650迄:フリーディスカッション 「JOISの運営方針」他 司会:森政伸(JIC)
(ラボ)
・今すぐ始められる低炭素コンクリートの実践(バルチップ)
・カーボンネガティブ混和材「残コナ」製造方法(白石建設/長岡生コン)
・「目指せグッドデザイン賞グランプリ」人工カラー骨材「ダイナコア」(毛受建材/陽光物産)
(プロダクト)〜集まれシリーズ〜
・集まれ透水性コンクリート(関係先全てにお声がけしますがきてくれるかどうかは不明)/他 残コン造粒材/残コンブロック/先送りモルタル代替材/CLSM
(オフィス)
・SNSを利用した企業イメージアップ戦略(白石建設)
・グッドデザイン賞2025& WOC上海レポート(PUMP MAN、白石建設他)
・「ほぼ無人で動く?」 生コン工場運営ユニット「ミツア」(セイア/長岡生コン/JIC)
・人材開発支援助成金(定額制訓練)活用について(仮)(マル・インシュランス)
(懇親会)
・公開収録「帰ってきた! 残コンさんいらっしゃい!!」
「コンクリートをもっと身近に」
産業としてきちんと皆さんに認知してもらうためには都合のいいことも悪いことも包み隠さずオープンにする、つまり現実を直視することが第一歩だと思ってます。その上で、「伝える」情報発信を通して自らの産業の貢献を広げていかなくてはなりませんっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。