長岡生コンクリート
JOIS
みんなで作るみんなのラボ&オフィス

2024/12/07

レスキュー隊員の人命救助のような派手さはないけど実はすごい役に立ってます【CLSM】

レスキュー隊員の人命救助のような派手さはないけど実はすごい役に立ってます【CLSM】

レスキュー隊員の人命救助のような派手さはない。ただ、見えないところでコツコツと努力することによって大事故が起きないようにしているだけ。それなのに「コンクリートから人へ」なんて言われてしまう。だから、「伝える」情報発信を通じて「コンクリートをもっと身近に」CLSM(Controlled Low-Strength Material)の貢献について。



見えないからこそ「伝える」努力CLSM

イワモル

うぉっほん、イワモルくんですぞっ。
本日は見えないからこそ伝える必要のあるCLSMの現場紹介ですぞ。

CLSM(流動化処理土)

IMG_1820.jpeg

こちらぱっと見なんのこっちゃわからない生コン車とポンプの写真。実はCLSM打設風景。

CLSMとは


CLSM (Controlled Low-Strength Material) は制御型低強度材料と訳され, 北米で普及しているスラリー状の埋戻し材であるが, 現在まで日本での使用実績はほとんどない。 使用材料は細骨材, セメント, フライアッシュ, 水, 混和剤が用いられる。2013/04/26

スラリー状の埋め戻し材という意味では我が国ではこちらの流動化処理土やスラモル、イワモルetc...各社各様のアプローチが見られる。要は固まりすぎない程度に固まる粗骨材の内規格外コンクリートのこと。

見えないところ「地下空洞」

IMG_1819.jpeg

なお、 CLSMの弱点は構造物や舗装と違って見えるところではなく見えないところ(地面の中の穴ボコなど)が対象となっているため「コンクリートをもっと身近に」という観点から言えば最も「伝える」のが難しいコンクリート。

目的は陥没事故や沈下防止

IMG_1830.jpeg

見えないところで起きた不具合はある日突然一般市民に陥没・落盤という形で牙を剥くことになる。地盤中の空洞をきちんと充填しておくことでこうした事故を未然に防ぐことが期待されている(写真引用:日経XTECK)。

生コン車で届くCLSMも「生コンビニ」から

IMG_1818.jpeg

生コンビニ

単価送料最低
注文数量
オワコン 30,000円~
/m3
0.5m3
オコシコン 40,000円~
/m3
0.5m3
まさ固イワモル 20,000円~
/m3
0.5m3

各種CNコン
 
生コン単価 0.5m3
ナゲコン(着色) 10,000円~
/m3/袋
1m3/袋
砂利・砕石・砂 15,000円~
/t
1t

「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
「リゾート利用券(10万円相当)を無料でお配りしています」 生コンビニ利用施工業者様の特典について

WEBから気軽に! 生コンご相談フォーム

これで安心!市民の暮らし

IMG_1822.jpeg

投入状況もしっかり見えない。見えないものは存在していないことと同じ。だから「伝える」情報発信が生コンポータルの使命です。

コンにちは、まさ固さんです。
CLSMをはじめ先端をいく規格外コンクリートはJOISで常に研究・開発・実装が行われています。

まさ固さん

CLSMもJOISで!

CLSM(イワモル)配合

イワモル配合 BFS W RG S AD air 合計
容量 17 250 733 - - 1000
質量 kg 50 250 1488 - - 1788

イベントカレンダー

JOISではコンクリート実務家らが交流しさまざまな先端をいく規格外コンクリートの研究・開発・実装が生まれています。CLSMについてもJOISで!

イワモル君、まさ固さん。 オワコンの宮本さんですっ。 CLSMの地味だけどすごい貢献ご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
さあ、今日も今日とてさまざまな角度から「伝える」コンクリートの貢献を発信していくよっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 イワモルくん

騒音・粉塵・振動をばら撒く大掛かりな埋め戻し工事なんぞオワッコーン! ですぞっ。
ぉわっこーン!

まさ固さん

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士