2024/06/03
「魅せるCN(カーボンネガティブ)」(週刊生コン 2024/06/03)
「生コンビニ」by JOISでは「魅せるCN」としてきちんとその貢献を表示し伝える試みが始まっている。そんな「魅せるCN」にまみれた1週間を振り返る週刊生コン(2024/06/03)。
見せれるものならきちんと見せようCN
表示するCN
なんと、大阪兵庫エリアで購入できる生コンクリートにはCO2排出量(つまり、削減量)が表示されている。ESG対策に追われるゼネコンや商社にとっては垂涎の的であろう。
関連記事:大阪兵庫の生コンはCO2削減量を公表しているだけでなくRC40も骨材として検討しています
いつまでモルタル0.5m3使ってるの?
ゼネコン各社が未だに建設現場で利用をしている1:3モルタルは大量のセメントを利用していることから全社規模でのこうした先行剤の切り替えは相当量のCO2削減をもたらすことになるだろう。
関連記事:小澤辰矢の先行剤「エコスルプラス」にCN(カーボンニュートラル)タイプが爆誕?!
CN社会を真っ向から否定
猫も杓子もCNといった執行停止ムードに対して横浜国立大学の細田暁先生は待ったをかける。このように決めつけで物事が進んでいくのではなくさまざまな意見が交わされ尊重されるフィールドが健全なモノづくりを生み出していくはずだ。
関連記事:宮本さんも参加した社会問題をコンクリートを通して議論する対談記事がWEBで紹介されました
息でぶくぶく魅せるCN
こちら、理科の実験でみんな経験したはずだが、生コン工場では必ず見られる上澄水は飽和水酸化カルシウム溶液であることから呼気でぶくぶくすると炭酸カルシウムが白く結晶する、つまり残コンを未利用資源として高度利用すればCNにつながる、ということを目に見える形で伝える。
関連記事:コンクリートの副産物【残コン】がCO2を吸収・固定している様を目に物お見せします
フローチャートで魅せるCN
資源循環のみならずカーボンニュートラルをも実現する様子を一枚のフローチャートで示す。同時多発で各地でこのフローチャートは形として動き始める。
関連記事:地域や生コン組合が主導して未利用資源【残コン】を高度利用することで創造する資源循環・脱炭素社会
CNコンクリートのご相談は「生コンビニ」by JOISから
なお、CNコンクリートなど特殊コンクリートのご相談は「生コンビニ」から承っています。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
コンクリート実務者らがオン・オフラインでつながるJOISでは昼夜を問わず様々な議論や実験が交わされ付加価値がアウトプットされている。
「コンクリートをもっと身近に」
そんなわけで、いよいよ9時31分からゴルフが始まります。年に1回くらいしかやらないゴルフだけど、今朝はブログも終わったし、朝からアルコールでガンギマリした状態で楽しもうと思いますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。