長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/05/26

【スラグブルー】CNツーリズムの起点! 加和太建設新社屋のエントランスに突如現れたコンクリートのオーロラ

【スラグブルー】CNツーリズムの起点! 加和太建設新社屋のエントランスに突如現れたコンクリートのオーロラ

静岡県三島市。三島駅新幹線口の新名所でありCN(カーボンニュートラル)ツーリズムの起点ともなっている加和太建設新社屋エントランスの土間に突如現れたのはスラグブルーという現象で高炉スラグ微粉末100%(クリンカレス)で製造したコンクリートに時折現れるオーロラのような現象。



CNツーリズムの起点に現れたスラグブルー

 残コン女の子

本日はCNツーリズム(伊豆半島全域をカーボンニュートラル技術の展示場として魅せる試み)の起点 加和太建設新社屋のエントランス土間に現れた「スラグブルー」という現象についてご紹介しまっす。

加和太のコンクリはただのコンクリじゃない?!

新幹線三島駅前に位置する加和太建設新社屋はCNツーリズムの起点となっている。今回はエントランス土間打設翌日に現れたいわばコンクリートのオーロラともいうべきスラグブルーという現象について紹介。

①エントランス土間

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こちら、整備が終盤戦に差し掛かっている三島駅前の新ランドマーク加和太建設新社屋のエントランス土間に採用されたコンクリートはただのコンクリートではない。結合材には100%高炉スラグ微粉末を採用(クリンカレス)し、骨材や混和材料は全て残コン由来のCCUを採用、練り水も上澄水と副産物のオンパレードなCNコンクリートとなっている。

あれ? よく見ると色つき?!

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不自然な青(緑)が土間コン表出している。こちら「スラグブルー」と呼ばれる現象で一過性のものなので今頃はその青も褪せて白色に戻っているところだろう。

スラグブルーはオーロラみたいなもん

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なおこの「スラグブルー」という現象は一過性のものであるばかりでなく出たり出なかったりなどコンクリートに携わる仕事をされている人でもそれに出会うことは実に稀なことでもあり、いわば「コンクリートのオーロラみたいなもん」とでも宮本さんは名付けることにした。

関連記事:中性化(CO2の吸収・固定)の一方でスラグブルーと酸化(O2の吸収・固定)が生じるコンクリート

 

コンクリート技術者なら一度は訪ねようCNツーリズム

なお、加和太建設の敷地内外には連続してCNコンクリートが打設(実装)されてありコンクリート技術者のみならず伊豆半島を訪れる方は誰でも見学可能となっている。なお、新社屋そのものは世界的に著名な建築家・西沢立衛氏が設計を手がけたことでも話題となっており、建築・土木とわずコンクリート技術者であれば興味深い空間としてCNツーリズムの起点となっている。

②三島市公道車路

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こちら公道・三島市道に採用されたコンクリートの特徴はCO2を1tあたり159kg吸収・固定した残コン由来(スラッジ微粉末)の混和材料を100kg/m3(砂置換)していること。なお、この値を200kgなどさらに増やしていくことで CNに貢献していく予定だ。

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反対のアングルから。左手に写っているコンクリート舗装も同様の配合で加和太建設外構駐車場として実装されたもの。

③三島市公道歩道

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こちらは三島駅方面からの出入り口ともなる三島市の歩道。車両の乗り入れはないため、150mm厚としている。

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なお、CNコンクリートなど各種先端コンクリートの仕入れや技術相談については「生コンビニ」が受け付けている。生コンビニでは155のアクティブな生コン工場を中心とした全国の生コン工場とのネットワークを背景にしている。

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今日は「スラグブルー」のご紹介となりました。 コンクリートに携わる方なら一度は見ておきたい現象ですね。今後 #世界一有名な半島 伊豆半島では随所にCNコンクリートが実装されますのでご覧になられたい方はぜひご旅行や出張などをご検討ください。

まさ固さん

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残コンさん、残コン姐さん。オワコンの宮本さんですっ。スラグブルー宮本さんはもう何度も見てるけど、やっぱ突然目に飛び込んでくると感動しちゃうよねっ。
「コンクリートをもっと身近に」
今日はこれから張り切って長崎県で開かれている材料学会に参加するよっ。ほんとにたまにになっちゃうけど、座学で最先端のコンクリート技術に触れる大切な機会を埋もれさせずに発信「伝える」していきたいと思いますっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 材料学会に参加される方はみなさん頑張ってくださいー。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士