長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/07/26

CNコンクリートやCNオワコンの【路面温度】が劇的に下がるなら【土間】など非構造体に採用しない理由はない

CNコンクリートやCNオワコンの【路面温度】が劇的に下がるなら【土間】など非構造体に採用しない理由はない

メカニズムは未だ解明されていないものの(単純に色が白いからだけじゃない気がしてます)CN(カーボンニュートラル)コンクリートの路面温度は段違いに低いということから始まった「オワコン(造粒ポーラスコンクリート)にすればもっと下がんじゃね?」の仮説を検証に移す。



この夏路面温度低減最強バトルが始まります

 残コン女の子

本日はいよいよ伊豆中央コンクリートで始まった各種舗装材の路面温度比較実験の模様をご紹介しまっす。
普段夏はあまり暑くなってほしくはありませんが、実験となれば40度とか酷暑大歓迎な気持ちになるから不思議ですー。。

CN全部載せ「オワコン」の製造

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こちら、白い「オワコン」は「CN全部載せ」:①クリンカフリー(セメントを全量高炉スラグ微粉末に置換)②CCU材料(骨材、混和材全てを残コン由来とした)③DAC(広大に及ぶ表面積全てがCO2の吸収面)としている。

CNコンよりもさらに温度を下げることができるか?

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すでにCN全部載せコンクリートの路面温度がその他舗装材料に比べて格段に低いことは紹介しているが、造粒ポーラス化(オワコン)させたコンクリートにすることでコンクリートの中に気流が発生しさらに温度抑制が可能なのではないか、という仮説の検証が始まる。

関連記事:驚異的! 【砂利敷き】よりも【体温】よりも冷たいコンクリート舗装【カーボンニュートラル】が一般化したら

試験用サンプル作成

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製造したcn全部載せオワコンを30cm角の型枠に詰めていく。

CNコンクリート製造

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こちらは、三島駅新幹線口に位置する加和太建設新社屋モニュメント土間に採用されたCNコンクリート。「オワコン」になる前の普通の生コン。

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こちらも同様(30cm x 30cm)にサンプルを作成する。

始まる! 路面温度低減【最強】決定戦

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こちら、一対(cnオワコンとcn普通コン)のサンプルピースは工場(伊豆中央コンクリート)やkr(Lumberの外構)他に設置され夏の間中温度測定が行われる。

いよいよ真夏の焼けるような地面にこちらのサンプルが設置されます。 #世界一有名な半島 伊豆半島をCNツーリズムで訪れた際にでもナマコンバレーのLumber_resort に設置されてますのでどうぞその冷たいコンクリートを体験しにいらしてください。

まさ固さん

CNコンクリートのご相談は生コンビニ by JOIS

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こちらはcnコンクリートを流動化させたもの。CCU混和材料(残コナ)が100kg/m3配合されているため容易に材料分離は生じない。

生コンビニ

単価送料最低
注文数量
オワコン 30,000円~
/m3
0.5m3
オコシコン 40,000円~
/m3
0.5m3
まさ固イワモル 20,000円~
/m3
0.5m3
生コンクリート 25,000円~
/m3
0.5m3
ナゲコン(着色) 10,000円~
/m3/袋
1m3/袋
砂利・砕石・砂 15,000円~
/t
1t

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残コンさん、まさ固さん。オワコンの宮本さんですっ。いよいよ始まった路面温度最強バトルのご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
JOISでお伝えする内容はいずれも専門性の非常に高いものばかりでなかなか伝わりにくいものだけど、それでも「伝える」「伝わる」「知ってもらう」努力は怠りたくないよねっ。そのことでしか自分たちの貢献の領域を広げることはできないのでありますっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 明確にその路面温度が示されれば「同じお値段のcnコンクリートを土間など非構造部材に採用しない理由はない」となりますー。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士