2024/05/23
【静岡】「CO2固定や脱炭素はあくまで結果であってそのこと自体を目的とするなかれ」
静岡県三島市。全国はもちろん世界でも類を見ないCNコンクリート(クリンカー抑制、CCU、DAC)公道への実装は見学会として業界内外の多くの関係者をお招きして開催された。
三島市公道に実装! CNコンクリートの見学会
CNコンクリート公道への実装見学会Before
厚さ200mmで設定したコンクリート舗装Before。こちらには、CNコンクリート(クリンカー抑制、CCU、DAC)が実装されるため県内外から多くの見学者を集めた。なお、ワイヤーメッシュなど鉄筋は設置されていない。
三島市職員さんも立会い!CNコンクリートの現場試験
お馴染みりょうちんが試料を採取して始まる現場試験。
今回全体の指揮取りまとめを行った三須所長をはじめめ新しいコンクリートをぢかに触ってあれこれと議論が交わされた。
試験には三島市の職員さんも立ち会ったこともありりょうちんも少しドキドキ。ただし、CNコンクリートだからといって特別な試験項目は現在規定されておらず、スランプや空気量、塩化物量、圧縮強度etc..。
いよいよ打設開始。
白い! CNコンのポンプ打設開始
こちら、圧送車によるCNコンクリートの打設はやっぱり通常品に比べて白い。
多くの見学者の耳目を集めた三島市公道への一大CNコンクリート打設見学会。躯体土間、公道、外構駐車場と続くそれぞれのコンクリートがいかに異なるかについて今後伊豆半島の玄関口で幾久しく示し続けることになる。
CNも普通もどっちも普通にコンクリ何も特別じゃない
敷き均し。
金鏝抑え。
箒目仕上げ。やや色が白いだけで普通の土間コンとなんら遜色のない施工。
CNコンクリ製造はJOIS・生コンキャンプで
なおJOIS(オンライン)や生コンキャンプ(オフライン)では随時先端技術の実装についての交流や技術開発が行われている。
材料のご相談お買い求めは「生コンビニ」
各地の生コン工場と提携する「生コンビニ」では材料の購入やご相談について受付を行なっている。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
※「生コンポータル」「生コンビニ」(当サイト)では原則対象を個人事業主・法人として販売を行っており、 DIYer様からのお問い合わせといたしましても個人事業主・法人対象のサービスを提供いたします。
なお、個人様からのお買い求めは事前振り込みを原則とし、生コン車の拘束時間(30分以内、超過する場合は所定の位置に荷下ろし) 他をご理解いただいた上でのサービス提供とします。
生コンデスクフォーム
無料の現場立会派遣など安心のサービスも充実。
「コンクリートをもっと身近に」
最後に、細田暁先生じゃないけど、「脱炭素を目的とするなかれ」と言っておきます。本来の目的は発注機関や請負業者、製造業者、社会全体にとって有益なコンクリートの製造・施工であり、その結果としてCO2排出抑制が図られることは素晴らしいのですが、CO2固定を無理やり行いよそ様に皺寄せを与えるような技術は偽物だし人を不幸にしかしないってね。ま、そんな感じ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。