2024/05/30
コンクリートの副産物【残コン】がCO2を吸収・固定している様を目に物お見せします
「副産物としての残コンはCO2を固定します」とか言われても宮本さんは文系だし、いまいちインチキぽさが拭えないし、ほんまかいな、と思われがちなムードを払拭すべく体を張りました。残コンはCO2を吸収します!デモンストレーション。
残コンがCO2を吸収している様子をお見せします
宮本さんが言ってる【脱炭素】って本当に本当??
ICC(伊豆中央コンクリート)に実装されてある残コンst(残コン一次加工・粒状化)は地域で発生する生コンの副産物「残コン」を媒体とした脱炭素をその性能として謳っている。
残コンをstで粒状加工して得られた原石。こちらを分級して各種原材料を得る。
こちらは粗骨材。これら各種原材料に含まれている水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が気中二酸化炭素(CO2)と反応することで炭酸カルシウム(CaCO3)に変化することをもって「脱炭素」と謳っており、エビデンス(全炭素量分析など)もきちんと用意されている。
目に見える形で見せます「脱炭素」
なお、生コンポータルでは来場者に「目に見える形で」脱炭素を体験してもらう取り組みを始めた。写真は上澄水と言って残コンなどを洗浄して得られた透明な水。
体を張ったデモンストレーション
透明なペットボトルに上澄水を汲みCO2が含まれているはずの呼気でぶくぶく、突然始まったデモンストレーションに見学者大爆笑。
宮本さんが宇宙人とかでなければ呼気のCO2濃度は4.5%になるためCa(OH)2 + CO2 → CaCO3 反応が進み透明な水は白い析出物(炭酸カルシウム)で濁るはずだ。
宮本さん、人間でした!
ぶくぶくしてる時に宮本さんなかなか白くならないことで焦ってましたが笑、きちんと白くなった、つまり残コンはきちんとCO2を目に見える形で固定している、ということをご来場いただいた方に体験いただくことができました。これ、今後の定番デモンストレーションになります。
残コンCNを地域全体の動きへ!
なお、現在ICC周辺(静岡県東部、伊豆半島地域)で起きているイノベーションは今後フロー(制作:こまつひでき)のように整理され新たな役割を付されたそれぞれのピースが新たな循環を生み出すことになる。
各種先端コンクリートのご相談は「生コンビニ」から
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
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オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
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・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
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なお、「生コンビニ」は生コンポータルのみならず国内外の多くのコンクリート実務家や研究者らとの交流が裏づけている。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。