2024/05/28
大阪兵庫の生コンはCO2削減量を公表しているだけでなくRC40も骨材として検討しています
コンクリートにまつわる学会はコンクリート工学会、建築学会、土木学会、そして材料学会の4つ。一昨日(2024/05/26)開催されていた日本材料学会では「大掛かりな社会実装に最も近い存在」大阪兵庫生コン工組から衝撃の発表がなされていた。
環境負荷低減型コンは大阪兵庫にお任せ!
なんと、全国で普及が限定的となっていた三成分系セメントを用いた生コンクリートが本格的に広がっているそうですー。。
その辺のRC40で製造する再生骨材コンクリート
我らがサンコンさんこと大阪兵庫生コン工組のエース船尾さんからの共有は「その辺のRC40で生コン製造・施工いけるんちゃうん?」に関して。これはコンクリート技術者なら誰でもが思ってることだが既往の規格・基準や製造設備などの制約条件により社会実装には至っていない。
RC40の付加価値を激変させる
こちら、RC40として一般に流通している再生骨材は解体コンクリート塊などから製造されたもの。現在この材料の付加価値は0に等しく「持ってけ泥棒」でも売れずに山積みになっており生産者らの悩みの種となっている。
【結論】コンクリートとして採用してもいけた!
細かな技術論をかっ飛ばすと結論「いける」ということが国内最大級のコンクリート製造組合エリアで明らかとなった事実は大きい。今後大阪兵庫らでは「再強コンクリート」というブランドとして公式に地域内で普及を広げていくようだ。
大阪兵庫では三成分系セメントを用いた生コンを実装してます
こちらはそんな大阪兵庫らと共同研究関係にある浅沼組の技術研究所所長で在らせられる山﨑さんからの共有はこちらもぶっ飛んでいて、N+FA(普通ポルトランドセメントにフライアッシュを累加軽量)ではなく、BB+ FA(高炉セメントB種にフライアッシュ)に関するもの。固よりサイロなどの設備上の制約により普及が進んでこなかった三成分系セメントだが、この研究はつまり2つのサイロでできますよ(制約条件の緩和)、ということ。
大阪兵庫ではCO2排出量の表示をしてます
こちらもぶったまげたことに大阪兵庫では現場実装可能な三成分系セメントコンクリートのCO2削減率を普通コンクリートに対して公式に表示している。これはゼネコン各位にとっては垂涎の的だろう。今後こうした取り組みは大阪兵庫初で全国に広がっていくだろう。
特殊コンクリートのご相談は「生コンビニ」から
なお、三成分系セメントなど CNコンクリートのご相談は「生コンビニ」で承っています。「オワコン」「オコシコン」をはじめ、生コンビニでは「コンクリートをもっと身近に」をモットーに業界内外にコンクリートの価値を発信しています。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
※「生コンポータル」「生コンビニ」(当サイト)では原則対象を個人事業主・法人として販売を行っており、 DIYer様からのお問い合わせといたしましても個人事業主・法人対象のサービスを提供いたします。
なお、個人様からのお買い求めは事前振り込みを原則とし、生コン車の拘束時間(30分以内、超過する場合は所定の位置に荷下ろし) 他をご理解いただいた上でのサービス提供とします。
生コンデスクフォーム
相談フォームからは注文までを全てWEBで完結。
「コンクリートをもっと身近に」
そんな素晴らしい技術発表も業界の中だけで回してたってなかなか世間の理解を得られない、つまり実装に向かいにくいので「伝える」情報発信を頑張るよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。