2024/02/29
ICCでは 資源循環・脱炭素コンクリート【ヌテコン】 の出荷が本格的に始まっています
静岡県伊豆の国市。生コンポータルが経営参画するICC(伊豆中央コンクリート)ではセメントを用いず残コン由来の骨材100%で製造される生コンその名も「ヌテコン」の製造・出荷が本格化している。
ヌテコン出荷してます(ICC)
「ヌテコン」のスランプ試験
突き抜けたステコンは結合材をSCMs100%(またはセメントを入れてもごく微量)、骨材も残コン粒状化骨材100%、練り水は上澄水と脱炭素・資源循環を実現した非JISコンクリートであり、「ス」が突き抜けて「ヌ」としている。ICCでは本格的に製造出荷が始まっている。脱炭素・資源循環はいつかどこかの話ではない。
骨材は100%残コン由来
こちらICCや近隣生コン工場で生じた残コンを造粒させて得られた粒状化骨材は含まれている水酸化カルシウムが気中CO2と反応・固定することでCCU材料ともなっている。
これが「ヌテコン」
こちらが「ヌテコン」。流動性は生コンのそれだが見た目が全く違う。白い。これは、粒状化骨材やSCMs(高炉スラグ微粉末)を利用していることから。
非JISでも品質管理(圧縮強度)やってます
なお、ICCでは非JISコンクリート「ヌテコン」CLSM「イワモル」いずれも所定の品質管理が行われています。安心してご注文ください。
学ぼう「ヌテコン」は「生コンキャンプ」で
庭コンでできること
お住まいの近くの施工業者をご紹介します。実績のある施工業者がいない場合、お探しいたします。
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
施工店が見つからず、未経験の工事業者・職人に注文する場合であっても、お見積りや納品・無料現場立会など、【生コンビニ】による支援を行っているので安心しておまかせいただけます。
「ヌテコン」の製造や施工に興味のある方はいつでも「生コンキャンプ」の交流を通して学ぶことができる。残コンも高炉スラグ微粉末も何もかも生コン工場にとっては馴染みの深いものでありその気さえあれば今日から明日から製造可能。
「コンクリートをもっと身近に」
いやー、さっき来宮神社でお参りしてる時に気づいたんだけど、本日(2024/02/29)箱の僕宮本さんがブログを毎日365日3本以上書き始めてから丸8年の記念日なんだ。明日からいよいよ9年目に突入なんだっ。 そんな記念ブログは明日の1本とするとして、いやはや、前人未到の境地に立って今日は何かと気分がいいねっ。 宮本会も盛り上がるぞっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。