2024/06/26
残コン高度利用JIS外コンクリートの市場が公式に拓かれました(月刊残コン Vol.83)
国交省の発表と並行して同時多発に各地のコンクリート関連諸団体(生コン組合他)らの残コン高度利用JIS外コンクリート製造の表明が相次いだ。いよいよ公式な市場が拓かれることになる。これまでの「残コン」に関わる蓄積がいよいよ噴出しようとしている(月刊残コン Vol.83)
残コン高度利用JIS外コン市場が拓かれた!
いよいよ、「残コン」は忌むべきリスクではなく誰もが求めるチャンスに変貌しましたー。。
大阪広域JIS外生コンを公式販売
コンクリート新聞の記事では日本最大の生コン工組が支援する非JISコンクリートの製造・出荷が公式に始まることが報じられた。
関連記事:脱炭素・資源循環の扉を拓くのは【非JISコンクリート】です
国交省が積極的に購入を表明
呼応するように、そんなJIS外生コンであったとしても積極的に利用することを表明する国交省の発表(建通新聞)。
関連記事:「CNコン買う(国交省)って言ってんだからJIS規格(経産省)もそこんとこきちんと整備(緩和)しろよっ」 低炭素コン材料・工種を拡大(建通新聞全国版)の意味
生コン組合でいよいよ始まる
前ZENNAMA常務原田さんからは塩対応だったが、いよいよ静岡県東部生コンクリート販売協同組合では残コンを高度利用したJIS外生コンの製造・出荷が始まる。原田前常務には是非とも草葉の陰から見守っていただきたいものである。
関連記事:「宮本くんは自分の造粒材(Re-con ZERO Evo)を売りたいだけ」原田常務(ZENNAMA)
コンクリート二次製品
また、同時にコンクリート二次製品工場での製造も始まる。
関連記事:【残コン】をかすがいに始まる【製品】と【生コン】の《トモダチ作戦》でCNコンクリートの循環が始まる
地盤改良
JOISマスコットキャラクターりんちゃん(白石建設)を主任研究員として始まった「残コン」高度利用はなんと地盤改良の分野となる。まさに、始まる時は同時多発の残コン高度利用技術発展。
関連記事:残コンは生コン・二次製品・アスファルト混合物のみならず 【地盤改良】 にも適用できるのでは?
CNコンクリートは「生コンビニ」by JOISが売ります
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
ナゲコン(着色) | 10,000円~ /m3/袋 |
別 | 1m3/袋 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
生コンビニではこれまでJOISで生まれた各種コンクリート製品をインターネットを通じて販売してきた実績を誇る。
コンクリと実務家らのオンラインサロン
「コンクリートをもっと身近に」
これから多くの残コン(やコンクリート解体がら他)の高度利用が資源循環・カーボンニュートラルといった時代の要請に呼応するように広がっていくことになります。多くのプレイヤーが参入してくることを残コン王の宮本さんは大歓迎しますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。