2024/04/14
雑草問題と経済・社会・環境そして残コンと資源循環・脱炭素について
ここでは「雑草」を暮らしの身近な問題として定義してきたが、土木・農業行政においても地球温暖化の進行に伴い問題が顕在化してきているようだ。今回は改めてググるなど調査をすることで雑草問題と経済・社会・環境の関わり、そして当社の2大テーマの1「残コン」と資源循環・脱炭素が貢献しうる領域について考察を深める。
雑草と経済・社会・環境問題を探る
普段は家周りだとか身近な暮らしの問題として取り扱ってきましたが、温暖化が進行するに従い雑草は農業や土木行政において被害が指摘されているテーマでもあるようですー。。
WEED MANAGEMENT(雑草管理)
温暖化が進むにつれて雑草害も深刻化の一途を辿る。「オワコン」の主な用途は防草であることから改めて学術団体他をググってみると見つかった日本雑草学会はちゃんとした学会として定期活動を行っているようだ。賛助会員として加盟を検討してみたが、商売っけを出して加盟してもさほど価値がなさそうなので見送っておくことにした。(出典:日本雑草学会)
日本雑草防止工法研究会
他にも、一見公の団体かのような名前の日本雑草防止工法研究会なる取り組みが見られる。(出典:日本雑草防止工法研究会HP)
会員名簿には岡山勢の名前が一際目立つ。
公の団体ではなく、特定の企業が開発した雑草防止工法に関する業界団体であることが分かった。なお、中里産業はコンクリート製品のメーカーのようだ。「オワコン」のような生コンクリートに由来する製品の業界団体ではなさそうだ。よって、加盟はしないことにした。
地球温暖化と雑草の因果関係
今後温暖化が進むことで雑草問題も深刻化の一途を辿る見通し。
国の補助など
農林水産省では雑草対策の実証実験などに30億の予算をつけたりなどもしている。一方で、雑草に関わる各行政や発注機関の年間予算額はWEB上では明らかにされておらず、温暖化が進行する我が国においては地味に血税を支出させているテーマであることが推察される。(出典:農林水産省畜産局飼料科)
【提案】生コン工場を各地の雑草対策材の供給基地に
オワコン
生コン工場から届く「オワコン」は造粒ポーラスコンクリートとして学術研究の対象ともなっている防草材料。
敷き詰めることでコンクリだからガッチリ雑草を抑制しつつ、コンクリなのに水をがぶ飲みするから排水やぬかるみなどの問題を防除できる。
非JISコンクリートだから資源循環・脱炭素に最適
なお、水の出入りが自由な構造であることから気中CO2を吸収固定しやすい(DACs)ばかりでなく非JISコンクリートであることから配合材料の自由度が高い(CCU:Carbon Capture Utilizationなど脱炭素材料や残材を再利用した材料の配合が容易)など将来の資源循環・脱炭素を思考した製品実装
熊本県玉名市の事例
なお、現在熊本県玉名市では継続的に造粒ポーラスコンクリートを残地や里道の雑草対策として利用する取り組みが行われている。将来的には地元で発生した残コン(土佐屋生コン他)を造粒ポーラスコンクリートの原材料として適用する試みを志向している。なお、こうした動きは全国の自治体に波及し始めている。
身近な雑草問題は「庭コン」by「生コンビニ」
庭コンでできること
お住まいの近くの施工業者をご紹介します。実績のある施工業者がいない場合、お探しいたします。
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
施工店が見つからず、未経験の工事業者・職人に注文する場合であっても、お見積りや納品・無料現場立会など、【生コンビニ】による支援を行っているので安心しておまかせいただけます。
日本全国で「オワコン」の製造・施工を行なっている業者さんが網羅されているリスト。
今後解体業に従事する方々のリストも充実させていく見通し。
関連記事:【解体業】雑草や害虫被害など空き地のお悩み(ニーズ)に最も近い業態だから新事業提案
「コンクリートをもっと身近に」
てなわけで、雑草と残コンにフォーカスするといろんなものが見えてくるね。こうした内容も埋もれさせずにきちんと発信して必要なところにお届けすることで笑顔を増やしていきますよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。