防草・排水といったら人気商品「オワコン」にさらに安い廉価版「まさ固」が登場した。全て副産物由来だから現在全ての工場でお買い求めいただけるというわけにはいかないがJOISを通じて業界全体の動きにシンクロさせる見込みだ。

【まさ固】さらに安い「オワコン」登場？！

造粒骨材の荷上げ

こちら、粒状化再生骨材（G）のストック。由来は「残コン」（といってもその時には生コン）を粒状化させた骨材。「オワコン」と違って「固めなかった」（ほぐした）ものをストックしてあるとすることができる。「オワコンにならずに骨材になった」ということもできる。

その原材料を特殊骨材用ホッパーからバッチャープラントへ荷上げする。

上澄（スラッジ）水と高炉スラグ微粉末をまぶして「オワコン」

「オワコン」がV骨材と呼ばれる天然骨材を使用しているに対して、こちらの「オワコン」は残コン由来の骨材とスラッジ（上澄）水、高炉スラグ微粉末といった産業副産物のみで製造していることが特徴。

品質管理も「オワコン」同様に

こちら通常の「オワコン」に対して、あらゆる原材料が副産物由来であることばかりでなく、結合材（高炉スラグ微粉末）を通常品に比べてごく少量配合しているだけ、ということからもともと安い「オワコン」に廉価版が登場したことを意味している。

廉価版「オワコン」の配合はこちら

BBは高炉セメントB種
BFSは高炉スラグ微粉末
Wはスラッジ水
RG Sは残コン粒状化再生骨材（S）
RG Gは同じく（G）
ADは配合せず
空隙立13.6%

こちら、ご覧のようにm3に対してたった100kgしか結合材を採用していないため低コストも実現する。

「オワコン」廉価版命名！「まさ固」

荷下ろしされた廉価版の「オワコン」は「まさ固」として命名されました。見た目は何ら変わり映えしない「オワコン」だが中身は全て副産物で構成されていることから現時点では対応可能工場はICC（伊豆中央コンクリート）など限られるが、今後業界全体で資源循環・脱炭素への対応が進んでいくに従って「まさ固」の普及も広がっていくはずだ。

見た目完全に「オワコン」だがとっても安いので「まさ固」として別ブランドで販売を始める。

まさ固のご相談は「生コンビニ」by JOISから

なお、現時点では特殊で先進的なコンクリートであることから全国的な普及が見られていないとしても採用をご検討される場合にはJOISが支える「生コンビニ」からご相談いただけます。

生コンビニ資材価格一覧

	単価	送料	最低 注文数量
オワコン	30,000円～ /m3	込	0.5m3
オコシコン	40,000円～ /m3	込	0.5m3
まさ固・ イワモル	20,000円～ /m3	込	0.5m3
生コンクリート	25,000円～ /m3	込	0.5m3
砂利・砕石・砂	15,000円～ /t	込	1t

取り扱い資材一覧表はこちら

・「貴社条件」（既往の支払い条件）でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先（工場や建材店）からの仕入れも可能です。
・「現場立会」（経験豊富な施工者を派遣）は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」（出張納品）を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。

でできること

製造設備等の視察を随時受け付けています

設備見学、工場見学は
随時受け付けております。

下記申込みボタンから
お申込みください。

製造・施工見学会へご参加いただけます

技術開発プロジェクトへご参加いただけます

技術開発プロジェクトへの
参加申し込みは

下記よりお申込みください。

nagaoka-rmc@yr.tnc.me.jp

なお、JOISではこうした副産物を高度利用したコンクリートのあり方を業界として推進していくために各種サポート・コンサルティング活動が展開している。

残コンさん、まさ固さん。オワコンの宮本さんですっ。今日は生コンポータルのニューフェイス「まさ固」のご紹介ご苦労様でしたっ。
「コンクリートをもっと身近に」
そんなわけで、コンクリートのことをちゃんと「伝える」ことで自ら率先して貢献の領域を広げていくことが大切です。売れたからって慢心することなく、さらにさらに市場と顧客が求めていることを掴んで形にしていきましょうっ。
オワッコーﾝ‼︎

ぉ、おわ？？。。 こちらの製品は静岡県伊豆の国市のパノラマパーク駐車場に採用されていまっす。 CNツーリズムの1つとしてもご案内を予定していますー。。

ぉわっこーﾝ!

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。