2024/07/25
驚異的! 【砂利敷き】よりも【体温】よりも冷たいコンクリート舗装【カーボンニュートラル】が一般化したら
静岡県伊豆の国市。成和建設の佐藤専務により見出されたCN(カーボンニュートラル)コンクリートの本当の価値「路面温度低減」の結果に関係者がざわついている。夕暮れ時は体温よりも冷たい。砕石敷きよりも冷たい。そんなコンクリート舗装が舗装の当たり前になったとしたら。
体温よりも砕石敷きよりも冷たいコンクリート舗装
仮に全ての舗装がCNコンクリートになったとしたら..そんな壮大な夢の始まりとなりますー。。
酷暑日の路面温度比較
以前のブログでご紹介した通り、酷暑日のアスファルト舗装は60度を超える高熱を記録した一方、コンクリートは▲8度、CNコンクリートに至っては▲22度を記録した。今後避けられない地球温暖化フェイズにあって95:5の5%しか市場を占有していないコンクリート舗装とりわけカーボンニュートラルタイプのコンクリート舗装への期待が高まることは必至。
関連記事:【仮説】「アスファルト64.7℃。 CNコンクリートの路面温度は普通の舗装に比べて低いのではないか?」【検証】
アスファルト64.7度
普通コンクリート56.6度
CNコンクリート42.5度
今現在の温度測定です。
日が暮れ始めても、差は明確です。
なお、これら路面温度の測定は静岡県伊豆の国市の老舗建設業・成和建設の佐藤専務よりシェアされたもの。続報として、日が暮れ始める涼しい時間帯の路面温度測定の結果がもたらされた。
夕暮れのアスファルト舗装46.4度
夕暮れのコンクリート舗装42. 8度
夕暮れCNコンは体温よりも低い35. 8度
何よりも驚くべきは砕石敷きよりも低いCNコン
専門家にとって愕然たる結果はなんと砂利敷き・砕石敷きの地面よりもCNコンクリートの方が路面温度が低い、という結果。
市町村が積極的に補助金を投入してくれれば最高ですよね。
国も県も
こちら、成和建設佐藤専務からのコメント。我が国の舗装占有率は95:5の5%がコンクリート舗装とあまりにも歪んだ市場構造となっている。このパーセンテージを70:30や50:50などの占有率とすることで確実に地域環境の温度は変化することが期待される。
なお、現在静岡県三島市ではCNコンクリートを造粒ポーラス化(「オワコン」でお馴染み)させたコンクリートの実装が三島市発注で進んでいる。
ヌテコンの配合:製造業者向け
w/b 45.4% 上澄水 | s/a 44% | 1.2% | |||||||
ヌテコン配合 | BB | BFS | W | RG S | RG G | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 51 | 81 | 176 | 285 | 362 | - | 45 | 1000 |
質量 | kg | 155 | 233 | 176 | 581 | 840 | 4.66 | - | 1985 |
こちらは、「ヌテコン」と呼ばれるCNコンクリートは主たるCO2排出源とされるセメントの使用を極限まで抑え、骨材や混和材をすべてCCU(Carbon Capture Utilization)材料に置換することでCO2排出量を抑制した製品。補助金はともかくとしても、CNツーリズムの進展に伴いCNコンクリートの有用性が一般に知られることになれば確実に求められる製品として流通が生まれることになるだろう。
CNコンクリートのご相談は「生コンビニ」by JOISから
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
ナゲコン(着色) | 10,000円~ /m3/袋 |
別 | 1m3/袋 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます/「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です/「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です/「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます/ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
コンクリートオンラインサロンJOIS
「コンクリートをもっと身近に」
夢を夢として放置しちゃダメっ。「伝える」「伝わる」「知ってもらう」ことでそんな素敵な構想を実践に移していかないとねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。