2024/08/11
「どっちを選ぶ?」 普通の土間コンとカーボンニュートラルで資源循環な土間コン
ナマコンバレー(伊豆の国市長岡925周辺)のLumber_resort外構では生コンポータルによる各種コンクリートとアスファルトの路面温度比較実験(展示)が行われている。95:5でたった5%の占有率となっているコンクリートが地面・舗装の当たり前になったら気温は下がる。
各種CNコンと普通コンの温度比較
普通のお値段の土間コンなのにカーボンニュートラルで資源循環なコンクリートの実験も行いましたー。。
各種コンクリートの温度比較
こちら、製造されたサンプルは右上から時計回りに普通コンクリート、普通コンクリートをベースとした「オワコン」、低炭素コンクリートをベースとした「オワコン」、低炭素コンクリート。明らかに色が違うのがみて取れるのは、高炉スラグ微粉末の色が影響したもの。
低炭素コンクリートって?
低炭素コンクリートとは
今回製造した低炭素コンクリートは高炉セメントB種と言って写真左下の製鉄所の副産物をあらかじめ普通ポルトランドセメントに配合した結合材を用いたもので一般の生コン工場で通常製造されている低炭素な生コンクリート。
高炉セメントのCO2排出削減量
この夏から比較実験やってます
なお、すでにCNコンクリート、CN「オワコン」、アスファルト舗装の比較実験は行われており、更に4枚のサンプルピースが設置され路面温度比較が行われる。
関連記事:オワコンやオコシコン不採用でも 【低環境負荷】【高性能】 な土間コンを選べます!
ワイヤーメッシュからPP繊維にすることでCO2排出量80%減
土間コン施工でお馴染みワイヤーメッシュ。(引用:https://www.dai1kenchikugyou.com/blog/19006/)
そのワイヤーメッシュの代わりにひび割れ抑制効果が高いPP繊維を代替するだけでCO2排出量の実に80%を削減することができる。エビデンス希望される業者さんは宮本さんのLINEにDMください。なお、施工方法は土間コン仕上げ前に表面にPP繊維を散布してタンピングするだけ。
CNコンクリートも! ご相談は「生コンビニ」
なお、「オワコン」「オコシコン」の調達でお馴染み「生コンビニ」では各種CNコンクリートの取り扱いも行なっている。なんと、通常の生コンクリートと同様の価格(PP繊維でワイヤーメッシュを代替してもコスト増とはならない)で販売をしている。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
各種CNコン |
生コン単価 | 込 | 0.5m3 |
ナゲコン(着色) | 10,000円~ /m3/袋 |
別 | 1m3/袋 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
生コンご相談フォーム
コンクリートサロンJOISでR&D
なお、こうしたR&DはコンクリートサロンJOISを通じてON/OFFライン問わず日夜生み出されている。
関連記事:CNツーリズム名物 【ナマコンバレー】 の Lumber_resort 施設紹介
「コンクリートをもっと身近に」
そんな僕たちの当たり前も「伝える」「伝わる」「知られる」実践を通して一般の方にとっても身近にしていかなくちゃねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。