2024/11/21
地中に無数に埋まっている配管はやがて劣化し損傷し沈下や陥没といった問題をもたらします
見えないからって放っておいていいってことではありません。地中に無数に埋まっている配管もやがては劣化し損傷し、それはそのまま地面の沈下や陥没という問題として顕在化します。だからCLSMであらかじめ充填しておこう。
見えないところで貢献してますCLSM
CLSMのポンプ打設
本日はCLSM(Controlled Low-Strength Materials)という規格外コンクリートのポンプ圧送のご紹介。
ポンプ圧送とは?
コンクリートポンプ車から、人力で現場まで配管を敷設して型枠までコンクリートを圧送する方式です。 長さに限界のあるブーム車よりも、遠く、高い場所までコンクリートを圧送することが可能です。 たとえば、ブーム車が届かない高層ビルなどは、配管車による圧送方式が採られることが多いです。2022/08/17
遠隔地に配管を通してマテリアル(生コン、今回はCLSM)を届けるための方式。我が国では1970年代ごろから普及が広がった。
不要となった配管の充填
ことが地中のことであるため写真からはなんのこっちゃわからないかも知れないが舗装下には見えないだけで無数の配管が張り巡らされている(電気、水道、ガス、下水etc)。そんな地中配管はいわば「空洞」であり、役割が終わってもなおそのままあり続けるとやがて上載荷重により破壊されそれはそのまま地面の陥没・沈下という影響をもたらす。CLSMは「コンクリートのように硬くなりすぎない」Controlled Low-Strength Materialsとして周辺地盤程度の強度に管理され配管を充填することでそのような懸念を払拭する見えない縁の下の力持ち。
原材料は自由!
CLSM(イワモル)配合例
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
BFSは高炉スラグ微粉末(製鉄所で発生する副産物由来)、RG Sは残コン由来の砂。Wは上水ではなく上澄水を採用可能(むしろ、採用した方がアルカリ刺激を期待できる)。
ご採用は「生コンビニ」に相談だ!
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
各種CNコン |
生コン単価 | 込 | 0.5m3 |
ナゲコン(着色) | 10,000円~ /m3/袋 |
別 | 1m3/袋 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
「リゾート利用券(10万円相当)を無料でお配りしています」 生コンビニ利用施工業者様の特典について
規格外コンクリート(CLSM)はJOISで研究・開発・実装
CLSMのみならず、「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)「おこしコン」(ポーラスコンクリート)やCNコンクリートなど、規格外コンクリートはコンクリート実務家らが時や場所を選ばず自由に交流するプラットフォームJOIS(Japan Out-Industrial Standard)で研究・開発・実装が推進されている。出張【JOIS】で交わろう! カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど先端コンクリートご紹介行脚【47都道府県】
「コンクリートをもっと身近に」
見えないところの貢献だからこそ「伝える」ことが重要なんだよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。