バスケットコートに「おこしこん」は適している?その理由を解説
更新日:2023年 05月 9日

「庭で子どもとバスケットの練習をしたい!」
最近、庭コンに同様の要望が多く寄せられます。
しかし、バスケットコートをはじめとしたスポーツのコートは平面でなければならず、通常の土間コンクリートでは水勾配(傾斜)で苦労するケースが多くあります。
そこで透水性を持つコンクリート おこしこん とオワコンの出番です。
快適にドリブルが行える平坦性、近隣住宅への雑音対策、雨が降ってもすぐに練習できる透水性、が一度に手に入ります。
今回はバスケットコートに適したおこしこんとオワコン、なぜ採用されているのかを紹介していきます。
バスケットボールの練習で気になるのは「水勾配」と呼ばれる地面の傾き
バスケットコートは基本、体育館などの施設の中にあることが多く、コートの床は必然的に平面で水平が取られています。
これが家の庭に施工をするとなると、通常の土間コンクリートでは水勾配を取る必要があり、平面で水平にすることが難しいのです。
もし通常の土間コンクリートで水勾配を取らずに水平に施工をした場合、雨水などを計画的に排水することができず良からぬ箇所へ水が流れたり、水たまりが出来てしまう原因となります。
もちろん、水勾配を取ってしまうと水平に施工することはできないので、ドリブルをすると上手く跳ね返ってこないため、練習にならないこともあります。
そこで、庭のバスケットコートには透水性を持つコンクリート おこしこん の出番です。
おこしこん は水を透水させることができるので水勾配を取る必要がなく、水平に施工できます。(完全な水平ではなく、可能な限り平坦な土間コンクリートとなります。)
おこしこん には無数の空隙があり、雨が降ったとしても水たまりを作ることなく、透水して地面へ流れていきます。
つまり、本来土間コンクリートには付けなければならなかった水勾配を「おこしこん」は付ける必要がなく、平面で水平に施工できることからバスケットコートの舗装として適しているのです。
水がたまらず、平らになる、ラインをひける
おこしこん がバスケットコートに適しているのは、水勾配を取る必要が無く水平に施工することができるためですが、他にも下記の理由があります。
・水がたまらず、雨上がりでもすぐにバスケットを楽しめる
・ドリブルの感覚の違和感を最小限に平らなスペースになる
・フリースローラインなどのラインを書くことができる
・吸音効果がありドリブル音が雑音になりにくい
このような理由からも、おこしこんは屋外バスケットコートの練習に最適な舗装材といえます。
それと、水を透す素材は他にも存在しますが、その中でもやはり優れているのがおこしこんとオワコンです。
おこしこんDIYでお庭にバスケットコートが作れる
透水性を持つオコシコンはDIYでも施工できる生コンクリートです。
施工方法は、敷き詰め、平らに均し、締め固める、簡素化された工程となります。
ちょうどこちらの動画が、オコシコンを施工した現場のタイムラプスです。
少し乾きやすい特徴があるため手早く施工する必要がありますが、 普通の生コンクリートに比べると10倍以上、楽に施工することが可能です。
ただし、プロの施工業者に任せた方が仕上がり具合は綺麗になるため、できる限り平坦なバスケットコートを庭に作りたいという場合にはDIYよりも施工業者への依頼がおすすめです。
おこしこんバスケットコートの施工は、施工業者マップよりお近くの施工業者を探して直接相談して施工を依頼いただけます。
もちろんバスケットコート以外の施工も可能なので、水たまりができないお庭や犬走を作りたい場合にもご活用ください。
どのくらいの広さ?ちょっと大きめの敷地があれば作れる手軽なハーフコート
この記事をご覧になっている方はもうご存知かもしれませんが、U-15(中学生)を含む、いわゆる大人のバスケットコートは以下のサイズです。ただしNBAサイズは除きます。
そして、最も多い問合せはミニバスケットボールのコートです。ミニバスは一般のルールを子供達用に改良したもので、様々な体育施設に対応するため、厳格なサイズ規定がありません。ミニバスのコートサイズは以下です。
自宅でミニバスのミニバスの練習コートをハーフで作る場合、なんと必要面積は最小で
12m×11m
となります。平方メートルでいうと132平米です。
こんなに広いスペース確保できないよ!という声もあると思います。実際132平米の庭を用意するのは並大抵ではありません。
そこで、エンドラインとスローインサイドラインを狭めることで60平米程度まではリバウンド、フリースロー、ドリブルからのレイアップなどの練習はできるようになります。
バスケットというスポーツのいいところは、「ゴールがあればどこでもある程度できちゃう」ところです。
サッカーや野球よりも少人数でもちょっとした試合を成立させられて、狭いスペースでも気軽に汗を流せる素晴らしいスポーツです。球技が苦手!という方も比較的とっつきやすいのもいいところです。
ストリートバスケットアパレルブランドとコラボ
今回紹介したおこしこん、Ballaholicというストリートバスケットボール界でコアなファンをもつアパレルブランドとのコラボレーションも進んでいます。
オワコンでも庭のバスケットコートをDIYできます
最後に、バスケットコートに適したもう一つの透水性を持つコンクリート、それは造粒ポーラスコンクリートのオワコンです。
オワコンはおこしこん同様に水を透すことができるコンクリートです。
ここまで紹介してきたおこしこんとほぼ同様のメリットを持ち、お庭のバスケットコートに適しています。
こちらがオワコンです。
おこしこん同様に、可能な限り平坦にすることができ、雨が降っても水たまりやぬかるみができません。
ほぼ同じメリットがあることを紹介したところで、オワコンならではのメリットがもう1つあります。
それは、おこしこん同様にオワコンはDIYできるコンクリートです。
通常のコンクリートと言えば、施工が難しく初心者ではDIY不可能に近い難易度ですが、オワコンなら撒いて踏み固めるだけでDIYできてしまうのです。
その施工の様子がこちらの動画にまとめてあります。
踏み固めて仕上げることもできますし、動画のように二見タンパーなどを使って仕上げることが可能です。
オワコンは施工当日、生コン車で運ばれてきます。このオワコンを「撒いて→均して→締め固める」以上の工程で施工できてしまうのです。
オワコンの施工だけを見るとDIYでも1日以内で施工することができます。
実際にオワコンを使って敷地内にバスケットコートを作られたお施主様もおられます。
バスケットコート以外に、お庭や犬走、駐車場にも施工できるので、家周りの舗装でDIYをご検討の方にオワコンはおすすめです。