家周りの水はけが悪い!水たまりができてしまう庭の改善方法を紹介
更新日:2022年 05月 27日
雨が降るたび庭の土がぐちゃぐちゃになり、水たまりができてしまい、歩くだけで靴が汚れてしまう。
特に梅雨や夏を迎えると雨量も増え、気温も上がり湿度も高くなることで、水たまりができるだけではなく家周りの環境が最悪の状態になることも。
しかし、家周りの水はけが悪いからと言って、何をすれば改善する分からないし、素人だから何も分からないという状況の人も多いはずです。
庭や家周りを水はけが悪い状態にしておくことは、家の耐久性や生活環境においてもよろしくありません。
そこで今回は、家周りの水はけが悪い場合に、どのような改善方法があるのかを紹介します。
すぐに対応できる方法や家周りの水はけで最高と言われるドライテックによる改善方法をご紹介します。
さらに最近、防草ぬかるみ対策として注目を集めつつある、造粒ポーラスコンクリート オワコンについても紹介するのでぜひご参考ください。
家周りの水はけが悪くなってしまう原因とは
家周りの水はけが悪くなってしまう場合には、いくつかの理由があります。
代表的な原因としては、土地の地質自体が悪い場合と地面に水勾配(傾き)が付いていない場合です。
水はけの悪さを改善するためには、自宅の庭がどのような状態なのかを理解しておくことも大切となります。
(工事を行う工務店でも、原因を探るところからはじめるのは同様です)
では、家周りの水はけが悪くなってしまう原因を詳しく紹介します。
・土地の地質が悪い場合
家周りの水はけが悪くなってしまう原因として、土地の地質が悪いという場合があります。
よくあるのが、昔は田んぼだったり河川があったという場合で、土地の性質上、土の保水性が高く質の悪い土が原因で水はけが悪くなってしまうのです。
そして、地質が悪い土地を見分ける方法があります。
このような土地でよく該当するのが区画を分けられた分譲地であったり、地名に水を表す漢字が使われている時には、地質が悪い場合が多くなってしまいます。
水に関連する漢字としては河、江、津、岸、池、沼、谷、田、蒲などがあります。
まずは、家周りの地名を確認してみたりするとよいでしょう。
・水勾配がついてない場合
平坦な土地に雨が降ると、雨水は流れることなくその場に留まってしまいます。
この水を排水するためには水勾配と呼ばれる傾斜が必要となります。
家周りや庭に水勾配がついていない場合に、雨水を排水することができずに水はけが悪くなってしまうのです。
分譲地の場合、造成地として整備された土地であれば、土地が平になったまま家が建っているので水勾配が付いていない可能性もあります。
さらに水を流すための側溝などの排水設備が整っていない場合も水はけが悪い原因となってしまうのです。
家周りで水はけが悪い時の改善方法を紹介
家周りの水はけが悪くなってしまう原因を紹介したところで、次は改善方法を紹介していきます。
大きな効果は期待できないかもしれませんが、すぐ簡易的にできる方法もあるので参考にしてみてください。
・水勾配をつける
土地が平らで庭や家周りに水が溜まってしまう場合、水勾配を付けることが有効的です。
簡単に説明すると地面の片方を高くして、水が流れるようにしてあげるということです。
水勾配を付けるためには地面に勾配をつけるだけではなく、表面にコンクリートなどを施工することも有効となります。(雨水を流れやすくします)
・集水桝を設置する
家周りの水はけの悪さを改善するためには、集水桝などの排水設備を設置する改善方法があります。
集水桝とは雨水を貯めるコンクリート状の箱のようなものです。
水勾配を付けた庭でも、水が流れ着く先で排水ができていなければ、また水たまりができてしまうだけです。
水勾配を付けると同時に必要であれば、側溝や集水桝を設置することで水を完全に排水することができるのです。
場所によっては水勾配を付けるだけでは対策にならず、排水設備を一緒に設置することが必要となります。
そのため、水勾配と集水桝などの排水設備による改善はセットで考える必要があり、基本的には工務店などの専門業者に依頼をするのが一般的です。
・簡易的だが砂利を敷く方法も
簡易的ですが、家周りに砂利を敷くことにより、水たまりを改善できる場合もあります。
地面の上に砂利が敷くことで水が貯まる心配もなく、庭の一部であれば誰でも敷くことができます。
ただ、最近増えつつあるゲリラ豪雨や災害レベルの雨量となると、砂利の厚さ以上の水が貯まってしまい、深い水たまりができる場合もあります。
さらに、砂利の量が少ない場合は月日が経つと、地面に砂利が埋まってしまったり、下から雑草が生えてくると言う問題もあります。
ホームセンターなどで砂利を購入してすぐに対策ができる簡易的な方法ですが、長期的な水たまりや水はけ改善の効果は期待できません。
家周りの水たまりや防草目的ならオワコンもおすすめ
ここまで家周りの水はけが悪い状態の原因と改善方法を紹介してきましたが、一発で水はけが悪い状態を改善する方法があります。
それは、お庭や犬走りなど家周りの水はけや防草対策として注目を集めているオワコンを施工することです。
オワコンは透水性を持つ造粒ポーラスコンクリートです。
コンクリート内部に無数の隙間を持っており、空気や水分を自由に透すことができ、雨が降っても水たまりや草が生えてくる心配もほとんどありません。
その性能の素晴らしさは下記動画をご覧いただければ一目瞭然です。
オワコンに落ちた雨水は全てオワコン内部を通て、地面に流されるためオワコンの上にぬかるみや水たまりはできないのです。
(災害レベルの雨量が発生した際には、もともとの土地の地質によってはオーバーフローしてしまう恐れもあります)
家周りのぬかるみ(水たまり)や防草対策として採用されやすい防草シートと砂利敷きがありますが、防草シートは雑草が生えてくるとシートを突き破って役に立たなくなってしまい、年単位での張り替えが必要となります。
砂利敷きについても隙間から雑草が生えてきて、飛散などの問題も発生します。
それに対しオワコンは一度施工するだけで、防草とぬかるみ対策として防草シートと砂利敷き以上の効果を得ることができつつ、同等の価格帯で施工を行うことができるのです。
それと、オワコンのもう一つの特徴としてDIYによる施工難易度が低く、初心者DIYerでもDIY施工ができます。
オワコンの施工は「小運搬→均し→仕上げ」によって施工を行うことができ、敷設は運ばれてきたオワコンを現場に降ろし、均しはトンボやレーキなどで平らにし、仕上げは上から踏み固めるだけです。
転圧機などの揃えにくい道具がは必要無く、ホームセンターで手に入るものでDIYを行うことができるため、事前に知識や道具の準備をしておけば心配なく施工ができます。
こちらオワコンのDIY動画、よければ参考にしてみてください。
透水性コンクリート ドライテックも効果ある改善方法
造粒ポーラスコンクリート オワコンの他にも、水はけが悪い状態を改善する方法があります。
それは、透水性コンクリート ドライテックを施工することです。
ドライテックは水たまりができない次世代のコンクリートで、水勾配や排水設備などを施工しなくとも、水たまりや水はけを改善することができます。
ドライテックを庭や家周りに施工することで、下記のメリットがあります。
・庭や家周りの水はけを改善し、水たまりができなくなる。
・防草効果があるので、草取りの必要がほとんどなくなる。
・水勾配が必要ないので、平らに施工でき転倒防止効果などがある。
・打ち水の効果がアスファルトやコンクリートよりも高い。
・雨の日や洗車で足元が濡れる心配がない。
・吸音性が高く、屋外のバスケットコートに向いている。
デザイン性に関しても、コンクリートは白や灰色というイメージがあるかもしれませんが、ドライテックは基本8色から施工をすることができます。
他の素材との組合せもできるため、すでにコンクリートが施工してあるお庭や駐車場であれば一部をドライテックにすることで、排水機能を高めることができます。
珍しいものとしては、ウッドデッキと組み合わせることによって、ウッドデッキの駐車場を作ることも可能です。
ちなみに、ドライテックは全国(一部地域を除く)の工務店で施工や購入を行うことができます。
興味がある方は記事下部のマップから近くの工務店を探して、相談や依頼をすることができます。
透水性コンクリート ドライテックとは
ドライテックにこれだけの効果があるのは、ドライテックの構造に秘密があります。
透水性コンクリート ドライテックは、骨材と骨材をペースト状の結合材で繋ぎ合わせることによって作られるコンクリートです。
骨材と骨材の間に連続空隙と呼ばれる隙間があり、水を透すことができるのです。
通常のコンクリートであれば表面や内部に空間がないため水は表面を伝いますが、ドライテックは雨が降ったとしても表面を伝うことなく、内部から透水させて地面に流すことができるのです。
そのため、雨が降ったとしてもぬかるみや水たまりができる心配がなく、耐久性、衝撃性、吸音性にも優れ、家周りだけではなく公園や歩道、駐車場まで幅広い施工実績があります。
災害対策として街づくりの一環に採用されることや、最近では吸音性の高さからバスケットコートに採用される機会も増えています。
家周りの水はけ問題をDIYで解決するならオワコンがおすすめ
今回は家周りの水はけが悪く、水たまりができてしまう問題の原因と解決方法を紹介してきました。
やはり、地面がむき出しの状態では水たまりができやすく、いつまでも水はけが悪い状態が続くので問題を解決するためにはドライテックやオワコンの舗装が良いでしょう。
特にDIYで解決するならオワコンの施工がおすすめです。
初心者のDIYでも30,000円/㎥(税抜き)と比較的安い価格で施工することができ、近い価格で施工できる防草シートや砂利敷きよりも耐久性や性能が高くコストパフォーマンスが良いためです。
もし、オワコンが欲しいという場合には製造業者マップより、直接お近くの製造業者(もしくは施工業者)に直接お問い合わせください。
現在も一部流通している旧製品ドライテックでお困りの方々への救済措置についてご案内しています。
●【安い!】材料の価格がダウン。採用しやすい金額に
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●【つよい!】ドライテックを超える平均強度