土間コンクリートのスリットから生えてくる草の対策

 

土間コンクリートのヒビ割れや排水対策として、小さな溝のようなスリットを入れることがあります。

固くひびなど入らないイメージがあるコンクリートですが、経年劣化や気温の変化によって伸び縮みするため、面積が広すぎるとヒビが入りやすくなりスリットを入れるとヒビが入りにくくなるのです。

そのため、土間コンクリートの駐車場などではスリットが入っているものを目にすることがありますが、そのスリットから雑草が生えてくる問題も存在します。

せっかく土間コンクリートの駐車場を作ったのに、ヒビ割れ対策として入れたスリットから草が生えてきてしまっては、意味が無いと言われても仕方がないでしょう。

そこで今回は、土間コンクリートのスリットから草が生えてこなくなる対策をご紹介します。

土間コンクリートのスリットの役割

（スリットに砂利敷き）

 
まずは、なぜ土間コンクリートにスリットが入れられるのかを紹介しておきます。

土間コンクリートの小さな溝として入れられるスリットにはいくつかの役割があります。

 

・ひび割れ防止

・水はけ改善

・デザイン

コンクリートは経年劣化や気温の変化によって伸縮が起こりヒビ割れが発生するため、伸縮を受け止めるためのスリットを入れます。

普通の土間コンクリートには、雨水を上手く排水させるための水勾配（傾斜）が付けられますが、面積が広い全面で上手く排水できない恐れがあります。

そこであらかじめスリットによる溝を入れておくことで、排水を上手く行う手助けを行うことができるのです。

一面コンクリートの駐車場やお庭も良いのですが、スリットを入れることでデザイン性を生み出すことができます。

ワンポイントの線（スリット）に砂利を敷いたりや植栽風の目地を生み出すことも可能です。

 

土間コンクリートのスリットには雑草というデメリットがある

土間コンクリートのスリットにはメリットと同時にデメリットも存在します。

それはスリットから雑草が生えてきてしまう問題です。

どうしてもスリット部分だけはコンクリートが無いため草が生えてきやすくなり、スリットを砂利で埋めたとしても隙間から根強い雑草は生えてきてしまうのです。

せっかく土間コンクリートで雑草が生えてこない駐車場やお庭を作ったとしても、排水やひび割れ対策としてスリットを入れると雑草が生えてきてしまう駐車場やお庭に戻ってしまうかもしれません。

土間コンクリートのスリットにオワコンを埋めると一発解決

 

こちらは、タイル張りの地面のスリットに排水対策として施工されたオワコンです。

オワコンをスリットに埋めることで、排水と防草対策を同時に行うことができるのです。

「スリットにオワコンを埋めると排水と防草対策になる？」と不思議に思われる方もおられるかもしれませんので、少しオワコンについて紹介をします。

 

 

造粒ポーラスコンクリート オワコンは、透水性を持つコンクリートです。

内部に無数の隙間があり、空気や水を自由に透すことができます。

オワコンの上から水を落とせば表面に留まることなく下（地面）まで水を流すことができ、コンクリートで蓋をするので雑草が生えてこなくなります。

 

 

こちらの動画のように、水を透すことができるコンクリートなのです。

では話をスリットに戻すと、オワコンをスリット部分に埋めると、コンクリートで覆われるため雑草が生えてくることが無くなります。

同時に、オワコン内部で水を透せるようになるため、スリットの排水機能を維持し続けることができるのです。

 

 

こちらはオワコンではなく、同じく透水性を持つドライテックをスリットに埋めたものとなります。

このようにスリット部分にオワコンを埋めて防草対策を行うことができるのです。

スリットにオワコンを埋めるなら製造施工業者マップからご注文を

透水性を持つオワコンは特殊なコンクリートではありますが、普通のコンクリートよりも簡単に施工することができ、DIYでも施工可能です。

例えば、スリットを埋めるのであれば、オワコンをスリットに運び、ある程度平らにして、上から踏み固めるだけでOKです。

非常に簡単に施工することができるので、DIY未経験の方でも十分できます。

 

このオワコンは下記の製造施工業者マップよりも、お近くの製造業者（施工業者）に直接問い合わせることで購入することができます。

 

 

土間コンクリートのお庭や駐車場のスリットから雑草が生えてきてお悩みの方はぜひ、簡単に埋めるだけで対策ができるオワコンを使ってみてください。

 

ちなみに、お庭や駐車場の雑草や水たまり対策、オワコンの施工事例などを庭コンではご紹介しています。

下記ページから一覧が確認できるので、よければこちらも参考にしてみてください。

 

⇒施工実績一覧ページ