2023/03/20

「市場と顧客にきちんと応えるコンクリート（産業）」（2023/03/20）

週刊生コン（2023/03/20）では生コンビニの方針転換や、未来のコンクリート「ジオポリマー」の開発など「市場と顧客に応えるコンクリ」について他をご紹介。

生コンビニ（DIY／Pro）の方針

ねえねえ、宮本さん。なんでも今週は「生コンビニ」（DIYとProがあります）についての大切な方針が決まったんだって？？

生コンビニProがメインコンテンツです

生コンビニⓇ Pro資材価格一覧
	単価	送料	最低注文数量
オワコン	30,000円～ /m3	込	0.5m3
おこしこん	40,000円～ /m3	込	0.5m3
生コンクリート	15,000円～ /m3	込	0.5m3
オワコンの素（Y弾）	10,000円 /1m3分	別	1袋
バルチップ	5000円 /1袋	別	1袋
置くだけ土間コン・ドットコン (1枚あたり0.81m2)	5,000円 /枚	別	1枚
ヌルコンDIYキット駐車場1台分	17,000円 /kg	別	1セット
ヌルコンDIYキット駐車場3台分〜	52,000円 /kg	別	1セット
オワコン袋タイプ（オワモル）	1,500円 /袋	別	1袋

・「貴社条件」（既往の支払い条件）でご購入いただけます。
・既往の取引先（工場や建材店）からの仕入れも可能です。（交渉代理）
・「現場立会」（経験豊富な施工者を派遣）は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」（出張納品）を施工研修としてご利用いただけます。
・CP「オワコンを施工したら【1万円】差し上げます」まだオワコンを施工したことのない業者様へは予告なく打ち切ることがあります。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。

※　生コンビニではドライテックの取り扱いは終了しました。改良品「おこしコン」をご利用ください。

そうなんだよ、オワコンちゃんっ。
これまで「コンクリートをもっと身近に」をモットーに全方向（一般人も、プロも、誰も、彼も）に「生コンビニPro」と「生コンビニDiy」の普及に努めてきたんだけど、これからは「生コンビニPro 1st」を打ち出すことにしたんだっ。
難しくいえば、選択と集中。強みに集中する、って感じかな。
そもそも僕たちの直接の顧客は施工店や職人さんだからね。彼らに動いてもらう、興味を持ってもらうための手段としての一般・DIYerさんへの訴求（生コンビニDiyほかすべてのコンテンツ）だってことに気づいたんだ。
究極、生コンポータルは生コンビニPro（製造・施工を結びつける）活動だけをやってるだけで「オワコン」や「オコシコン」が循環する経済を創造することが目標だよね。一般の方に僕たち生コンの専門家が出しゃばったってあまりいいことないからね。
そんな大切な気づきに出会うことのできた1週間の幕開けでした。

ドライテックからオコシコンへ

各地で急ピッチにアプデ（旧ドライテックからオコシコンへのバージョンアップ）が進んでいるようだね。実際、職人さんたちの反応はどうなの？？

長年の経験を誇る施工店・職人さんからは「材料が乾かなくなった」「のんびり施工できてゆとりが生まれた」「クレームの不安が軽減された」と現場では上々の評判が上がっている。

現場でみなさん口々に旧製品との違いをお褒めいただいていますっ。僕たちの会議室は常に現場。現場1st。そこで生まれる価値をこれからも発信していきますっ。

ゴキブリという気づき

こちら（オワコンがゴキブリ対策に有効）も宮本さん先週の大きな気づきだったんでしょ？

■　屋外対策
・門灯、玄関灯をLED電球色にする
・住宅の外周部に極力物を置かないようにする
・植木鉢を使用しない
・植木の根元に落ち葉を溜めない
・植木の茎葉を茂らせない（風通しを良くする）
・水溜りができないよう庭土の排水性を良くする
・至近距離にある街路樹の根元付近の雑草は取り除く
・屋外用の物置やゴミ箱は樹脂製または金属製を使用する

屋外に森林と似た環境をつくらないことが大切です。
ゴキブリさんは水をよく飲みます。
できる限り水分がいつまでも残らないよう、乾燥気味の環境をつくってください。
（引用：ゴキブリキャップの株式会社タニケサ）

そーーーなんだよ、オワコンちゃんっ。
こちらを見て貰えばわかるように、「オワコン」で実現する家周りの環境て「ゴキブリ」にとってものすごく過酷な環境だってことに気づいたんだ。
一般に暮らしの悩みって色々あるけど、家周辺で考えれば、「ゴキブリ」って結構パワーあると思うんだ。ムカデとか、蚊とかもね。
ジメジメしてない環境を作れる透水性コンクリートは「ぬかるみ」「雑草」も対策できるけど、なんと言ってもゴッキーに退出してもらえるなら、それに越したことはないよねっ。

コンクリート業界に衝撃が走る

オワコンちゃんさんに続きましては、自分から。。
こちらの出来事についてご説明します。これまで一般にコンクリートにはセメントという原材料が必須とされてきたのですが、こちらの実験ではなんとセメントを使わなくても同じくらいにかちこちに固まることがわかったんです。SDGsの現代に求められているテーマに100%でお応えするコンクリートが汎用化される未来が始まった1週間だったのです。

とにかく草が、嫌だから。

オワコンちゃん、おこし君。それに残コンさんまで。PR活動いつもありがとうねっ。最後にこの僕宮本さんから先週1週間を締めくくりたいと思っていますっ。
最後にご紹介したコンクリートは「ジオポリマー」っていうんだけどさ、これがもし汎用化されて、たとえば「オワコン」（や「おこしコン」）のような製品のベースとして用いられるようになったらね、「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」当社の事業目的がまさに達成されることを意味するんだ。市場と顧客が求めているのは「高性能のコンクリート」ではなく、「欲しいコンクリート」つまり、身近な困りごとや願い（例えば「とにかく草が、嫌だから」など）極々個人的なニーズに応えてくれるコンクリートなんだよねっ。
消費者そっちのけで、高性能を追い続けてきた建設・コンクリート産業はそろそろ脱皮を迎える時期に差し掛かってきたんじゃないかって、この1週間を振り返ると宮本さんそう思っちゃうんだっ。
だからこそ、「コンクリートをもっと身近に」現場で生まれた価値を細大漏らさず「伝える」これまで産業が力を入れてこなかったことに、今こそ全集中すべきだと思うんだ。
というわけで、今週もよろしくちゃんですっ。
オワッコーﾝ‼︎

オワッコーﾝ‼︎

お、オワッコーﾝ。。

お、おわ？？。。all concrete一致団結で頑張りましょう。。

作者・宮本充也

オワコン工事一式原価例
（生コンビニ仕入れ配送料無料）

◆施工面積40m2

材料費 (配送料無料)	80,000円	40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価)
工事費	70,000円	2名 x 35,000円(日当)
諸経費	7,500円	5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事))
合　計	157,500円

※単価：165,000円/40m2
= 3,938円/m2

◆施工面積60m2

材料費 (配送料無料)	120,000円	60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価)
工事費	95,000円	2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許)
諸経費	10,750円	5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事))
合　計	225,750円