2024/02/07
オワコン と オコシコン の違いを簡潔に説明します!
多く寄せられる質問は「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)と「オコシコン」(ポーラスコンクリート)
2つの生コンポータルが提供する透水性コンクリートそれぞれの違いと特徴について。
今回はオワコンとオコシコンの違いについて簡潔に説明する。
オワコンとオコシコンの違いと特徴
まずはオコシコンから紹介していこう。
これがオコシコン
オコシコン、見た目はお菓子の「かみなりオコシ」のように骨材(砂利・砕石)の地がそのまま浮き出たコンクリート。
セメントペーストと特殊成分の作用で石と石が点で接着することで水を通すための空隙が保全された構造はポーラスコンクリートと呼ばれる。
オコシコンとして保水性(施工しやすさ、ひいては、骨材飛散抵抗性)が付与されたとしても、ポーラスコンクリートという意味では骨材飛散の懸念はゼロではない。
動画はかつて使われていた透水性コンクリート時代にDIYに挑戦された一般の方からの怨念のこもった動画共有。
「無断」云々と批判されているが、本blg著者・宮本充也とのショートメールのやり取りも同じく無断で利用されている。
オコシコンは我が国ではパーミアコンが草分けとなって広がったポーラスコンクリートの先端プロダクトの1つだね。
キャプションでも説明されている通り、セメント(と特殊成分)のペーストを頼りに点で骨材同士を持たせた構造であることからも、ぶっちゃけ土間コンに比べて表面が脆い(骨材飛散抵抗性が低い)のが特徴なんだ!
こっちがオワコン
オワコンはオコシコンに比べると丸みを帯びて柔和な表面が特徴。
造粒ポーラスコンクリートと呼ばれる構造はポーラスコンクリートと異なり細骨材(砂)も造粒されることで骨材(砂利・砕石)周辺にまとわりついていることからも安定性が高く骨材飛散抵抗性はもちろん、施工性(施工中の保水による施工しやすさ)が格段に改善されている。
見た目(オコシコンがゴツゴツしてて、オワコンが丸みを帯びてる)の理由は砂の存在にあったんだねー。
見た目だけじゃなくて、機能・性能にも影響するんだー。
オワコン と オコシコンお値段の違い
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
オコシコン20万円に対して、オワコン(50mm厚)で簡易駐車場を整備した場合は半額(ダブルスコア以上)の価格差となる。低予算を希望する雑草・排水対策や駐車場整備に関してはオワコンがベストチョイスとなる。
選挙の得票差じゃあるまいし、小さければ小さいほど(安い方が)いいに決まってるよね、消費者にとっては。
まあ、見た目(ゴツゴツしてる方がいいとか)あれこれあるとか言っても、やっぱりオワコン選ばれるね、こりゃ。
今も続くオコシコンの施工見学セミナー。いまだに多くの来場者がオワコンのみならずオコシコンの施工・製造の研修を受けている。
⇒オワコン・オコシコン 透水性コンクリートの施工実績一覧はこちら
生コンポータルでは4000件に及ぶ透水性コンクリートの過去の施工事例をblgで辿ることができる。オコシコンに比べ、オワコンは登場からまだ若くその施工実績や得られた知見・経験はまだまだ少ないのも事実。
オコシコンがオワコンに対して持ち得る唯一のアドバンテージ。
それは、「施工実績」「経過年数」つまり、人間で言うところの「年齢」だね。
中学の部活動での先輩・後輩の序列が過酷だった宮本さん個人の経験からも、年齢が1つ上ってだけで「えらい」ってのは信じられているところなんだ。
宮本さん自身も、「1級下は虫ケラ同然」というコメントで物議を醸したりしているんだよ。
あ、もちろん、それだけ経験してきた年数も長い、ってことは、オコシコンの方が製品としての奥行きの深さを物語っているとも言えるよね。
ちょっと苦しいけど汗。
オワコン と オコシコン どっちも選んだ施主の声
オワコンが出始めの頃にリスクを承知でオコシコンローンチ前とオワコンを同時に駐車場に採用いただいたお施主様への直撃インタビューで明らかにされたオワコンとオコシコンの違いも概ね同様の見解。
きっとこれからまだまだ知られざるオワコンの特徴が明らかにされていくんだね!
一方のポーラスコンクリート(オコシコンやドライウェイ、パーミアコン)はもはや40年からの歴史があるから、およそのことがわかってるって感じなんだ。
あたしなら、オワコンの可能性に賭けたいな!!
もっと詳しく知りたい方はLINEでDMくださればがっつりお答えします
生コンポータルの主宰・宮本充也の個人LINEアカウント(QRコード)はWEB上に晒されている。気になることがあったら(なるべく答えやすい簡単な範囲で)気軽にdmをすることができる。起きている時には秒で回答します(宮本充也)。
先ほど自宅から7kmほど散歩して原木駅から電車に乗り込んで現在東京に向かうひかり号の中でblgを書いている宮本さんだぞっ。
この、「オワコンとオコシコンってどう違うんですか?」ってのは確かにとりわけ一般の方にはわかりにくいところだよね。
ちょうど今朝会社の仲間たちとのやりとりの中で、「結構この手の質問多いです」って受付を主に担当しているゆきのさんから共有があったんだ。
おし、早速blg書いちゃうぞってことで、今回のように解説させてもらいました。
「コンクリートをもっと身近に」
いよいよ新横浜に到着する頃合いだよ。
このところ本当に新幹線の乗客が増えたよね。
外国から訪れている方も結構目にすることができるね。
はて、今日も今日とてコンクリート一筋のblgもようやく3本書き終えるね。
今日はルーティン(ノルマ)の進捗も思いの外いい感じで宮本さんちょっとご満悦なところさ。
今日は珍しく、これから人との面談が3〜4件予定されてるんだ。
なかなかハードだよ汗。
と言うわけで、そんなコンクリートクレイジー宮本さんの私生活を晒すことが果たしてコンクリートを身近に感じてもらうことに多少なりとも貢献するかどうかは置いといて。
もっともっと僕たちの貢献を多くの人たちに知ってもらおう!
prよろしくね!
オワコンちゃん、オワコーン!!
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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