2023/09/13
「冷たい以外はアスファルト混合物と全く一緒! これからはオワコンの時代です」
長年コンクリート、とりわけ透水性コンクリートや残コンに携わってきて特にここ最近道路舗装業界の方々との親交が深まるにつれて気づいたこと。「冷たい以外はアスファルト混合物と全く一緒! これからはオワコンの時代です」
なんでもできちゃう「オワコン」の話
オワコンは「ダンプ配送」もできます
この特徴は、道路舗装を牛耳る道路会社らにとって非常にフレンドリー。彼らは常にダンプを用いてアスファルト混合物を配送している。つまり、現場にとってはなんら違和感のないコンクリートが「オワコン」だ。
施工Before
こちらが「オワコン」で舗装される。
あたかもアスファルト混合物のように
ぱっと見アスファルト混合物で舗装工事を行っているようにしか見えないがその実「オワコン」。
手で触れる「オワコン」アスファルト混合物じゃとても無理
普通にアスファルト混合物のようにしか見えないが。
手で触れる「オワコン」は温度35度以下。アスファルト混合物の場合140度以上の高温で作業が行われる。さもなくば固まってしまい工事に支障をもたらす。
使用する機械もアスファルト混合物と全く一緒
モーターグレーダでまきだし。オペレーターは普段アスファルト混合物を用いた工事を専門に行っている。違和感は全くないばかりか材料が冷たいので作業が捗る。
ローラで転圧して「オワコン」完成
いっちょ上がり。これが、「オワコン」の強みだ。なお、余った生コン(「残コン」の再利用)でも製造できる点が現場に受けている。
関連記事:【岡山】「1つの生コンで2つの透水性コンクリート?!」 ドットコン施工したらオワコンも施工しよう
これからは「オワコン」の時代です
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
おこしこん | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 15,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オワコンの素(Y弾) | 10,000円 /1m3分 |
別 | 1袋 |
バルチップ | 5000円 /1袋 |
別 | 1袋 |
ドットコン型枠 (1枚あたり0.81m2) |
3,800円 /枚 |
別 | 1枚 |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 /kg |
別 | 1セット |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 /kg |
別 | 1セット |
オワコン袋タイプ(オワモル) | 1,500円 /袋 |
別 | 1袋 |
アスファルトの専門工事業者にとって違和感の全くないコンクリート「オワコン」は全国各地で気軽に注文できるようになっている。耐久性の面から考えればこれからはオワコンの時代です。
「コンクリートをもっと身近に」
口だけじゃなくって、本当にそんな時代を構築するためにも。「伝える」情報発信こそ、土木・建築・舗装の分野に求められることだよねっ。
オワッコーン‼︎
確かに、理屈の上から考えると「オワコン」を道路会社の方々が採用しない理由はないですね。あとは、「形にする」つまり、宮本さんたちが得意な「実装」となります。いよいよオワコン時代の幕開けですー。。
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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