2022/09/08
【検証】「オワコンの《見た目》は庭ファンの動画や庭コンの記事にあるようにドライテックよりも《悪い》のか?」
最強コスパの雑草・排水対策舗装材「オワコン」唯一絶対の欠点として指摘される「見た目」。庭ファンの動画や庭コン(当サイト)の紹介には「見た目を気にしなければ」という案内も。果たして本当にオワコンの見た目はドライテック(又はドライテックを改良した「オコシコン」)に比べて悪いの?
オワコンの見た目について
庭ファン「オワコン見た目(と名前以外)は完璧」
あのドライテックを超える素材「オワコン」が登場!日々進化するコンクリに注目せよ!
こちら庭ファンの動画だが最近リリースされた動画の中では頭抜けた再生回数であり、それだけ「オワコン」に寄せられる世間の関心の高さがわかる。
動画をご覧いただくとわかるように、庭ファンの指摘「見た目(と名前以外ww)は完璧」とある。
つまり、唯一絶対の欠点は、「見た目」だと。
見た目を前面に打ち出さない庭コン・生コンポータル
生コンポータルのいいところでもあり悪いところでもあると思っているのが「垢抜けない」HP。
情報発信をする僕からすればもう少し綺麗な写真とか動画あるじゃん?と忸怩たる思いでHPを眺めているのだが、当職担当の小松氏によれば、「あまり綺麗な見た目の写真を前面に出すと余計なクレームを誘引する」と頑なである。
あくまで、オワコンの提供しうる性能は「防草」「排水」であって、見た目は他所でお願いします、という決然たるメディアクリエイターの覚悟がにじむ。
「見た目はおとといきやがれ」である。
こちとら、「透してナンボ。(草を)防いでなんぼ。安くてなんぼ」。
見た目は、額に飾って壁にかけておけ、とでも言わんばかりの一見傲慢にさえ感じられる態度だ。
「実際の本当のオワコン見た目は?」
こちら、キー君こと城所さん(池田ブロック所属)が施工するオワコン。
なんか、さっきの写真とか庭ファンで紹介されてるのと違くね?
ほんで、こちらがall round新井さんにより仕上げられた同じくオワコン。
ん?
おんなじ材料なの?
こちらは一般(DIYer)の方がご自身で施工されたオワコンの写真。
あ、こっちは確かに見た目が違う?
どっちが本当のオワコンなの?
マジで?
【結論】オワコンもドライテック・オコシコンも「見た目」は施工者の力量に依存する
ごくごくシンプルな結論で恐縮だが、料理のうまい不味いを決めるのは料理人の腕次第、ってことだ。
それは、オワコン(材料)も一緒。
プロに任せればそれなりに盛り付ける(施工する)し、一般人が見よう見まねでやれば見た目の品質はその程度、ってこと。
もちろん中にはプロ顔負けのDIYerさんもいらっしゃるようだけど。
で、庭コン・生コンポータルではそんな施工者(料理で言うところのコックさんみたいな)らと法人・個人問わず連携している。
常にそれぞれの地域でそれぞれの施工者の方々と案件情報を共有してオワコンやドライテック、ドライテックを改良したオコシコンを納品している。
だから、どの地域の誰が素晴らしい腕を持っているかを知っている。
ハウスメーカーの言うことを鵜呑みにしないで、セカンドオピニオンでもいいからご相談ください。
優良施工者を無償で紹介しているのが庭コンだ。
見た目も綺麗にできるオワコン気になるお値段
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
100,000 | 50,000 | 〇 | ★ |
土間コン |
150,000 | 50,000 | × | ★★★★★ |
ドライテック オコシコン |
200,000 | 130,000 | ◎ | ★★★★ |
オワコン |
88,800 | 30,000 | ◎ | ★★ |
知らなかったでは済まされないかも!
庭材料で【最安】とされる砂利敷と同等もしくは安価なオワコン
施工手順 | 土間コン | オワコン |
---|---|---|
1)掘削 | 200mm~ | 150mmに削減 |
2)残土処分 | 200mm × 面積 | 150mm × 面積に削減 |
3)路盤 | 100mm~ | 省略 |
4)メッシュ配筋 | 有 | 省略 |
5)コンクリート工 | 100mm~ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ |
オワコン150mm 状況によってセメント安定処理路盤を兼ねる |
6)養生 | 当日〜翌日は立ち入り厳禁 | 直後から歩行や軽作業可能(時短) |
上の表は土間コン(生コン)とオワコンの施工手順を比較したものです。
材料費としては、2層で路盤を兼ねた150mmのオワコンは、生コンクリートよりも高くなります。
しかし、以下のとおり工事費は作業人員2名分ほど縮減できるので、総費用は生コンよりも安くなる傾向にあります。
・掘削・処分残土量が減ってる
・路盤材料使わない
・ワイヤーメッシュ配筋しない
また、施工直後から軽作業(カーポート屋根設置)ができる などのメリットもあります。
一生に一度のお買い物になりがちな庭いじり・エクステリア・外構。
溢れる情報の中から短期間に意思決定をしなければならないストレスは相当なもん。
果たして庭コン・生コンポータルが主張していることは正しいのだろうか。
そんな彷徨う消費者ニーズの受け皿として最強のコンテンツがある。
そう、あとだしじゃんけんワークスは、高い安いの判断つきあぐねているお手元の見積書をお寄せしてもらうだけで、その高い・安いの判断を無料で提供する。
それだけじゃない。
さらに安い見積もりを提供しうるご当地の施工業者を無料で紹介までもやっている。
一部では「最低最悪」と揶揄されるものの、現実多くの消費者が「ぼったくり価格から守ってもらえた」と喜ぶのも事実。
又、当社らが紹介する施工者らは冒頭に紹介したキー君や新井さんをはじめとしたご当地の間違いない施工者ばかり。
使わない手はない。
見た目がどうあっても透水性は折り紙付き
今回はよく寄せられる質問「オワコンの見た目」について論った。
結論は、「料理の盛り付け(見た目)は料理人の腕次第」をそのまま料理→オワコン、盛り付け→見た目、料理人→施工者と置き換えるだけとなった。
あまりに単純な話だがそのままその通りなのである。
ただ、安心してもらいたいのは、「見た目はどうでも透水性は間違いない」ってこと。
だから、当社ら材料メーカーとしては「排水」「防草」を特に強調している。
「見た目」を強調すべきは僕らではなく「施工者」に委ねられるべきだろう。
星の数ほど施工者を名乗る人はいらっしゃる。
残念ながら一流もいれば、やる気ゼロもいる。
なるべくだが庭コンでは一流の方々ばかりをMapやリストに登録して公開したいと常に願い努力している。
現在その数は2500を数えようとしている。
ものづくりは結局職人の情熱で成り立っている。
そのことを現場に寄り添うことで常に忘れないでいたい。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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