2024/10/18
「オワコン と オコシコンの 違い」コスト、性能、見た目、その他
ここでは オワコン と オコシコン 2つの透水性コンクリートそれぞれの違いについてその道20年のプロがじっくりと解説する。
なお、それでもわからないことがあったらLINEで簡単な質問にも受け付けている。
オワコンとオコシコンの違い
きっとあなたは新築かリノベで「排水や雑草困るからなんかないかな?」と探している方でしょう。
ここでは最近ネットでよく話題になっている「オワコン」「オコシコン」について専門家(プロフ参照)からじっくりその違いを説明したいと思います。
ちなみにLINE QRを晒してあるんでもっと詳しく聞きたいなって人はdm受け付けてます。
それでは「オワコン と オコシコン の違い」 はじまりはじまり。
※(オワコンの施工価格は2022年10月28日時点の価格です。現在価格は下記ページよりお問い合わせください。)
・コスト
材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
---|---|---|---|---|
砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
旧オコシコン |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
オワコン |
9.7万円 税込(※) |
4万円 | ◎ | ★★ |
「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。
※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。
単価 | 送料 | 置き配 | 最低 注文数量 | (参考) 市況価格 | |
---|---|---|---|---|---|
オワコン ※1 |
20円 /kg |
込 | 可 | 2000kg ※3 |
- |
ドライテック(透水コン) ※1 |
40円 /kg |
込 | 不可 | 2000kg | - |
オコシコン(透水コン) ※1 |
30円 /kg |
込 | 不可 | 2000kg | - |
砂利・砂・砕石 ※1 |
15円 /kg |
込 | 可 | 1000kg | 56円 /kg |
乾燥生コン・乾燥モルタル ※1 |
20円 /kg |
込 | 可 | 1000kg | 33円 /kg |
固まる砂・防草砂 (乾燥モルタル)※1 |
20円 /kg |
込 | 可 | 1000kg | 33円 /kg |
生コンクリート ※1 |
20円 /kg |
込 | 不可 | 1150kg | 33円 /kg |
バルチップ | 5000円 /1袋 |
別 | 可 ※2 |
1袋 | - |
置くだけ土間コン・ドットコン (1枚あたり0.81m2) |
5,000円 /枚 |
別 | 可 ※2 |
1枚 | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 /kg |
別 | 可 ※2 |
1セット | - |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 /kg |
別 | 可 ※2 |
1セット | - |
DIY向け資材を購入するメリット
・重い袋タイプを運ばなくても、資材が自宅までトラックで届きます。
・工業規格と同じ配合なので高品質です。
DIY向け資材購入の注意点
※1 注文ロットは500kg刻みとなります。
※2 配送業者へ別途ご指示ください。
※3 オワコン2000kgで約1.0m3です。
※ お支払いはpaypay、現金にて当日または事前決済となります。
※ 必要数量をお知らせください。お見積りします。
というのも、オワコン、オコシコン いずれもこの僕が開発に携わっている製品ですが、オワコンはもっとも最近に登場した透水性コンクリート。
普通に考えて同じ開発者が作る製品が旧来の製品に比べて「高くて悪いもの」であることは考えにくいでしょう。
詳しくは表(上の表は舗装として、下は材料としての価格)を参照してもらえれば分かる通りで、オワコン(1m3/2000kg、50mm厚で20m2 ※駐車場2台分)は税別4万円で手に入る。
これが、最大の売りです。
※(オワコンの施工価格は2022年10月28日時点の価格です。現在価格は下記ページよりお問い合わせください。)
・見た目
オワコン の見た目
関連記事:【東京】「安い、透水する、雑草・糞・害虫対策にもなるオワコンは本当に素晴らしい。オワコンが有名になって欲しい、みんなにオワコンを知って欲しい!」渋谷建材
オコシコン の見た目
ただ、現時点では「見た目ならオコシコン」と考えている人が多いようです。
・透水性 保水性
透水に関しては、オコシコン>オワコン に軍配が上がりますが、保水性についてはコンクリート中に無数の空隙を有する オワコン に利があるようです。
なお、深刻化する環境問題が議論される現代、舗装に求められる性能は以前にもまして透水性ではなく保水性であることも申し添えておきましょう。
・DIYに挑戦する場合の「施工しやすさ」
オワコンは多くの一般人の方からDIY材料としてご用命いただいています
関連記事:【東京】「安い、透水する、雑草・糞・害虫対策にもなるオワコンは本当に素晴らしい。オワコンが有名になって欲しい、みんなにオワコンを知って欲しい!」渋谷建材
こちらのDIYerさん(動画ではわかりにくく伝えてあるがご自身で材料を手配され施工を行なわれています)には深く深く恨まれてしまう結果となりました。
こうした歴史を忘れることなくものづくりに役立てようという気持ちからあえて生コンポータルではこちらの動画を金字塔として未来永劫紹介し続けることにしております。
ここからもわかるように「DIYを検討した場合の敷居の低さ」に関しては俄然「オワコン」に軍配が上がります。
お子さんがお手伝いをしたり、同僚とビール片手になんていう事例も枚挙にいとまがないのが「オワコン」です。
・強度 耐久性
ただし、実績ベースではオワコンはまだ登場から1年と少ししか経過しておらず、我が国ポーラスコンクリート舗装の歴史(40年)から考えればまだまだわからないことがあるのも事実です。
生コンポータルの記事でも紹介されているように、現在多くの大学・研究機関やゼネコン・道路会社・生コン工場などの手によりその正体が明らかにされようとしている注目の研究分野でもあります。
ただし、いずれも「コンクリート」である以上、ガラスやお茶碗の仲間「無機質」であることからアスファルトや樹脂系舗装に比べた長期耐久性は科学的に証明することができます。
製品に携わっていると勘違いしてしまいがちなのですが、消費者は製品が欲しいわけではありません。
雨の日にぬかるみに足を取られてイライラしたりしない暮らし。
休みのたびに草ぬきで蚊に刺されて辛い思いをしない家庭。
砂利が散らかったり凸凹しない愛車を止めておくための駐車場。
その解決策がたまさか「コンクリート」なのであって、僕たちはコンクリートそのものを売りつけようとしてはいけないのです。
顧客が欲しいと思っているものは常に現場にあります。
だから生コンポータルでは引き続き現場に身を寄せ現場・現実・現物を至上としものづくりに活かしていきたいと思います。
「コンクリートをもっと身近に」
これからも生コンポータルは努力し続けます!!
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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