シリーズで紹介している国土交通省現場レポート第3弾はオワコンとドットコン（置くだけ土間コン）夢のコラボで実現した「施工直後から大型バスやダンプが乗り入れても全く問題のない透水性コンクリート舗装」について。

オワコン ドットコン 夢のコラボでイノベーション

挑戦！ すぐに交通開放できるコンクリート舗装 Before

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置くだけドットコン施工Before。造粒ポーラスコンクリート「オワコン」は直後から車両の乗り入れを許す性能を誇る（※以下参考写真）が、オワコンを基層（下地）としてその上にドットコンのプレキャスト舗装版を施工する実証実験が国土交通省関東地方整備局関東技術事務所で行われた。

※参考：施工直後に乗用車（カローラフィールダー）が乗り入れている様子。

※参考2：タイヤ跡がうっすらと残っているが沈み込んだり凹み、割れ、わだちは生じていないことに満足する宮本さんの高笑いをゆきちゃん（施工立会担当）が撮影。

置くだけ土間コン「ドットコン」とは？？

PUMPMAN小澤さんが開発したドットコンのサンプル展示用プレキャスト版を見ていた白石建設武南さんが以前よりあたためていた「置くだけドットコン」構想。

ユニックなど重機で設置することで早期交通開放（直ちに車両の乗り入れを許す）を期待する透水性を有するプレキャストコンクリート舗装版。

生コン工場で発生する「残コン」は捨てればゴミ、使えば資源の副産物。そのままドットコンの型枠に打設されプレキャスト舗装版として新たな役割を付与される。

どちらも0DAY PAVE！ コラボで重交通もOK コンクリート舗装

不陸調整（凸凹を平らにするための作業）として敷きモルタル（残コン造粒骨材）を敷設した上にドットコンを並べている様子。置くだけ土間コン「ドットコン」が15枚（1枚1m2）設置される。

置くだけ土間コン「ドットコン」の施工After。端部に普通コンクリートを打設して完了。通常のポーラスコンクリートで問題となる骨材飛散が生じず、基層に造粒ポーラスが敷設されているため保水性も備え大型バスやダンプなどの乗り入れも許す透水性コンクリート舗装だ。

オワコン や 置くだけドットコン のお値段は？

簡易駐車場（～20m2の場合）の他材料との比較

材料	工事を依頼	DIY	透水性能	ＤIY難易度
砂利＋防水シート	10万円	4万円	〇	★
土間コン	15万円	5万円	×	★★★★★
ドライテック	22万円	15万円	◎	★★★★
オコシコン	20万円	13万円	◎	★★★
オワコン	9.7万円 税込（※）	4万円	◎	★★

「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。

※障害物撤去は含みません。
※掘削・残土処分・下地工など事前工は含みません。

オワコン最小ロット1m3（2000kg）50mm厚 面積20m2 で税込9.7万円は簡易駐車場あるいは雑草・ぬかるみ・排水対策として利用が進んでいる。なお、生コンビニDiyでは税別4万円で入手可能。