施工者の皆さん、朗報です。オワコンなら普通の生コンを頼んで現地で加工して作ることができるよ。セメントを用いないオワコンはgranZ concreteと名付けられ先週国土交通省関東地方整備局関東技術事務所の展示場に施工された。

オワコンは普通の生コンでできます

まずは生コン製造（ゼロセメントコンクリート）

ゼロセメントコンクリートを開発したオクドや横浜国立大学の学生らにより現地でゼロセメントコンクリート（セメントを用いない生コンクリート）の製造風景。本実験では前回再現性が確認されたアジテータートラックにより製造となった。
参考：【大阪】「生コン車でゼロセメントコンクリート・granZ concreteは作れます」奥村組土木工業

ゼロセメントコンクリートは高流動コンクリート（フロー管理）として完成。この後造粒材（Y弾）を投入し生コン車ドラムの中で造粒ポーラスコンクリートに改質させる。

Y弾（re-con zero EVO）は水溶性袋に梱包されており直接ドラム投入ができる。

投入してドラムを攪拌することで生コンクリートは造粒されポーラスコンクリートに変身してしまう。通常の生コンをオーダーしてY弾を投入・攪拌で出来上がり。なお、Y弾は施工者向けに税別・1万円で販売している。

生コンがポロポロ！造粒ポーラスに変身！（オワコン、granZ concrete）

先ほどまでフローコンクリートだったそれは造粒ポーラスコンクリートに改質されてしまう。生コン工場、あるいは、生コンの輸送会社の協力（混和材入れてもOK！）が得られれば世界中どこでもオワコンは入手可能。

施工開始。「明るい色のオワコン」のように見えるが、ゼロセメントコンクリートを加工して作る造粒ポーラスコンクリートは横浜国大生によりgranZ concreteと名付けられた環境負荷ゼロの透水性コンクリートだ。

写真でも目立つのは女性の活躍。オワコン（造粒ポーラスコンクリート）の施工は「敷き詰めるだけ」（敷設・均し・締め固め）多くの女性DIYerに支持されてもいる。

防草・植栽メンテ は一択！ オワコン施工After

施工After。最後の仕上げは細田暁先生自ら締め固め。奥でドットコンの仕上げをしているのはPUMP MANの小澤社長。国土交通省初の実装ということで当日は有名人が勢揃い。メディアも数社駆けつけていたそうだ。

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簡易駐車場（～20m2の場合）の他材料との比較

材料	工事を依頼	DIY	透水性能	ＤIY難易度
砂利＋防水シート	10万円	4万円	〇	★
土間コン	15万円	5万円	×	★★★★★
ドライテック	22万円	15万円	◎	★★★★
オコシコン	20万円	13万円	◎	★★★
オワコン	9.7万円 税込（※）	4万円	◎	★★

「オワコン・工事を依頼」以外は税別です。

※障害物撤去は含みません。
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普通の生コンなのに普通の生コンよりも楽ちん「オワコン」

作者・宮本充也