2024/01/29
「未舗装だからって液状化しないよね？」YouTubeのコメント欄に寄せられた質問や指摘に答える公式ブログ #2
商品の人気が爆発（バズ）したりするとコメ欄にゾロゾロと現れるなんちゃって専門家の皆さんの知ったかぶりコメントコメント。有名税みたいなもんで、いちいち反応する必要もないが、ブログのネタとして公開解答することでつまらない誤解を払拭いたします。
ILBやドットコン、ドライテック他
ありがとう189万再生
おかげさまで189万再生。 TikTokも、Instagramもそう。 ミリオンを頻発するバズプロダクト「オワコン」について宮本さん直々にアンサーブログを公開する人気シリーズがやってまいりました。
インターロッキングと比べてどう？
Q：漏水した時に目視での発見が遅れやすい。 また、地盤の土は水で流されやすい。 以前インターロッキング下の地中漏水の工事をしましたが、表面は大丈夫に見えてもインターロッキング下は土が痩せてしまっていました。 その辺りの対策がしっかりされていればとても良いものだと思います！！
A：漏水した時に、というか、透水するコンクリートです。何を持って「漏水」としているのかが示されておりませんので回答できかねます。 また、「地盤の土は水で流されやすい」とのことですが、未舗装（何にも覆われていない地面）を完全否定している指摘であることをご理解いただけますでしょうか。また、ピースがそれぞれで独立して舗装されてあるインターロッキングブロック（ILB）と比べて面一体で荷重が分散されるので地盤の凹凸（「痩せ」という表現をされておいでですが）は生じにくいことが知られています。
ドットコンと比べてどうなの？
Q：件のドットコンとどっちがいいの？
Q：表に排水設備は必要ないけど、オワコンの下に水が流れる道を作らないと。
見えなくなっても無くなったわけじゃない。
A：「ドットコン」との比較については解説動画（上段）をご参照ください。 全く違う透水コンセプトにより提案されている優良製品です。また、上述ですでに回答してありますが、未舗装を完全否定しているトンチキな指摘であること今一度強調しておきます。その水は自然の循環に委ねられる（蒸散もすれば地下水系へ浸透もする）ということです。
ドライテックなの？
Q：ドライテックっていうみたいですね 調べてみたらデメリットも結構あるみたいで(素人でみても地震の時に液状化しそうだと思ったし 当たり前だけどこの隙間で水を通すなら、この隙間に砂埃が溜まると水捌けが悪くなる=定期的にメンテナンス(清掃)が必要で後々めんどくさいって だから初期費用の安さと施工期間の短縮を取って後々メンテナンス頑張るか 費用の高さと施工期間夢を瞑って楽さを取るかの二択みたいだね
A：違います。「ドライテック」は当社旧製品のブランド・名称であり現在「オコシコン」としてバージョンアップされ流通しているポーラスコンクリートとなります。なお、「オワコン」は造粒ポーラスコンクリートと呼称される技術体系の一であり、ポーラスコンクリート同様に未舗装と同等の地盤への影響となりますため、未舗装が液状化の誘因であることを主張する論説がないことからもご指摘には当たりません。 また、メンテナンス性につきましては既往の排水性アスファルトと異なり空隙自体が消滅する「目つぶれ」が生じないことから比較的良好であることが言われています。なんちゃって専門家であったとしてももう少し調べてからコメントを入れるといいと思います。
根強い「液状化警察」の皆さん
Q：こういう安さだけを追求した粗悪なものが出回ると危ない 例えば表面だけ見たら自分の家と道路とか隣の家は完全に敷地が分断されてるように見えるけど地中では全部繋がってる 地中には上下水道ガス電気等色んな配管が通ってて、そんなところに水を流して土を柔らかくすると通ってる管が安定しなくなって歪んで水漏れガス漏れの原因になる あと敷地の周りに立ってる塀も地中数十cmぐらいの土に埋めて支えてるからその周囲の土がゆるくなって塀が傾いたり倒れる原因にもなる
【参考】水締め
水締めとして大量の注水によって土粒子の周辺にある空隙を取り除くことで、毛細管現象で発生する毛管力を減少させます。 結果、ばらばらになった粒子が自重によって沈降し、土砂や砂が密になることで、地盤が沈みにくくなります。 また、水締めに使用される埋め戻し土は、透水性の良い砂で水がしっかりといきわたることが前提条件です。
A：すごい空想力ですね。何度も回答している「オワコンは未舗装（何にも覆われていない地面）と全く一緒」が回答となります。未舗装だからって地中配管が壊れやすかったり近隣構造物が傾いたりする根拠は見当たりません。なお、「水締め」という言葉をご存知でしょうか。「雨降って地固まる」の根拠ともいうべき現象もあるように、未舗装の地面に雨水などが度々降り注ぐことは地面を柔らかくするばかりではないことがこのことからもご理解いただけたら嬉しいのですが。
納得したら「庭コン」で検討しよう
庭コンでできること
お住まいの近くの施工業者をご紹介します。実績のある施工業者がいない場合、お探しいたします。
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
施工店が見つからず、未経験の工事業者・職人に注文する場合であっても、お見積りや納品・無料現場立会など、【生コンビニ】による支援を行っているので安心しておまかせいただけます。
ネットに氾濫するなんちゃって専門家（暇人）の皆さんのトンチキコメントに右往左往せず業歴60年のコンクリート専門家集団生コンポータルが運営する無料紹介「庭コン」は一般の方向けの相談窓口となっています。
「コンクリートをもっと身近に」
それにしても多いよね、「液状化する」ってイキリたつ液状化警察の皆さん。そもそも現代のように舗装されているのが当たり前なのはここ200年くらいの歴史でしかないし、地球の大半はいまだに未舗装だってのに、何をトンチキなことを抜かしてるんだろうかってご自身の無知に思い至ったりしないのかな。 「伝える」情報発信で、そんな無知蒙昧な民草の皆さんを啓蒙してあげる必要があるのかもねっ。
オワッコーﾝ‼︎
作者・宮本充也
オワコン工事一式原価例
（生コンビニ仕入れ配送料無料）
◆施工面積40m2
| 材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
|---|---|---|
| 工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
| 諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
| 合 計 | 157,500円 |
※単価：165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
| 材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
|---|---|---|
| 工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
| 諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
| 合 計 | 225,750円 |
※単価：225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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主な著者
宮本充也
1級（舗装・造園・建築・土木）施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者
危険物取扱責任者（乙4）/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定（1級）/エクステリアプランナー（2級）/運転免許証（大型・中型）
勉強中の資格：宅建士
