長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2023/12/27

人口減少や超高齢化にあって新しい施設管理 「残コン」と里道や残地の「防草」「排水」をつなげる実験が始まってます #2

人口減少や超高齢化にあって新しい施設管理 「残コン」と里道や残地の「防草」「排水」をつなげる実験が始まってます #2

熊本県玉名市で行われている実験レポート第2弾は残地・里道管理(防草や排水)の「オワコン」の原料は「残コン」ということもあり液体タイプでの製造が行われ機械施工が始まるまでをご紹介。



「残コン」から「オワコン」なら液体タイプ

 残コン女の子

続いて本日2本目のブログでは熊本県玉名市の残地・里道管理に適用される「残コン」を用いた「オワコン」の製造についてご紹介でっす。
発生する量がまちまちな「残コン」ですから粉体タイプよりも現地で軽量が簡易な液体タイプの「オワコンの素(Y弾)」が登場しますー。。

残地法面「オワコン」Before

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「オワコン」実験Before。残地法面の防草(または土砂流亡対策)として今後地元で発生する「残コン」を由来とした「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)施工実験フィールド。

関連記事:人口減少や超高齢化にあって新しい施設管理 「残コン」と里道や残地の「防草」「排水」をつなげる実験が始まってます #1

バーナーで雑草の種をあぶる

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キノさんによると防草シートにせよなんにせよ施工前にバーナーで見えない雑草の種を炙っておくことでその後が違うそうだ。これは、とっても勉強になりました。一般家庭でも通じる話だ。

「残コン」なら液体タイプ(Y弾)が便利

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なお、発生量がつど変化する「残コン」を原料とするため粉体に対して軽量が容易な液体タイプを採用となった。

液体タイプも「生コンビニ」から

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ふたを開けて容器のまま放り込むだけ。

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現場で「オワコン」が簡単に作れる「オワコンの元(Y弾)」液体タイプも「生コンビニ」(下段)から。

現場サポート「生コンビニ」
単価送料最低
注文数量
オワコン 30,000円~
/m3
0.5m3
オコシコン 40,000円~
/m3
0.5m3
まさ固イワモル 20,000円~
/m3
0.5m3
生コンクリート 25,000円~
/m3
0.5m3
オワコンの素(Y弾) 10,000円
/1m3分
1袋
バルチップ 5000円
/1袋
1袋
ドットコン型枠
(1枚あたり0.81m2)
3,800円
/枚
1枚
ヌルコンDIYキット
駐車場1台分
17,000円
/kg
1セット
ヌルコンDIYキット
駐車場3台分〜
52,000円
/kg
1セット
オワコン袋タイプ(オワモル) 1,500円
/袋
1袋

「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。

※ 「当社旧製品(ドライテック)にお困りの方はお問い合わせください」

生コンデスクフォーム

全てWEBで完結することもできる材料注文フォーム。

いよいよ始まり「オワコン」重機施工

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役割を終え(ビンの内容文が全てドラム内でこぼれ出し)回収された「オワコンの素(Y弾)」。

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法面対応型バケットを実装したバックホウで「オワコン」の施工が始まった。続きは次のブログで詳しく紹介。

容器ごと液体をドラムの中に放り込むってアイディアに誰もがハッとしてたなっ。宮本のやつ、当たり前に思いついたことだが、結構意外なやり方みたいだなっ。

 残コン姐さん

次は「オワコン」の機械施工

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次のブログではいよいよ始まった「オワコン」機械施工の様子をじっくり紹介。

残コンさん、残コン姐さん。いよいよ液体タイプで製造された「オワコン」登場だねっ。次のブログで紹介される機械施工はきっとこれからの標準的な光景になるように思ってます。
「コンクリートをもっと身近に」
いやはや、今熊本から東京へのフライト中だってのにWi-Fiビンビンで快適にブログを書いている宮本さんですっ。便利になったものだねっ。今日も今日とて盛りだくさんだからさっさと3本目も書き上げなくちゃっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ?? 次のブログではいよいよ機械施工の様子をご紹介ですー。。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎

 残コン姐さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士