静岡県沼津市発注。「この逆Ｌ擁壁の空洞をイワモルで埋め戻しました延長15mくらい幅1.2m高さ1.5mくらい28m3出荷。真ん中の隙間から24m3くらい両サイドに流し込み最後ははじから天端まで決めて行きました」（担当：わたなべまさつぐ） ※CLSM＝Controlled Low-Strength Material
製造：ICC（担当：わたなべまさつぐ）、施工：大藤建設

逆L型擁壁裏込めCLSM「イワモル」採用

L型擁壁裏側埋め戻し

L型擁壁と地山の隙間（裏ごめ）にCLSM「イワモル」が採用されたBefore。既往の埋め戻し材（改良土など）では天端があるため作業ができないため、充填材としての役割を持つ「イワモル」に白羽の矢が立った形。

型枠で流出防止

両サイドの開口を型枠で材料「イワモル」が流出しないようにがっちりガード。

材料の投入口はこんなに狭い隙間でもOKがCLSM「イワモル」の強み。

ポンプ圧送で「イワモル」打設

「イワモル」の打設はポンプ圧送。一度に大量の材料を打ち込むことができるのもCLSM「イワモル」の強み。

まず、最初にに真ん中（中央部）開口（隙間）から「イワモル」を投入。

続いて両サイドから。このように打設することで空洞は満遍なく充填される。

あっという間に埋め戻し完成

ポンプ打設であっという間のスピード充填。既往の充填材料では施工できないだけでなく、時間もかかれば粉塵、騒音といった周辺環境への負荷も懸念されるところだ。

「イワモル」もやっぱり「生コンビニ」から

※　「イワモル」の価格は個別にお問い合わせください

生コンデスクフォーム

通常の生コンをはじめ、CLSM「イワモル」や「オワコン」「オコシコン」は「生コンビニ」WEBからご注文。

ご採用のご検討は「庭コン」から

なお、地方公共団体や各種発注機関ご担当者の方は「庭コン」から採用検討の相談可能。 地元の製造可能な生コン工場の紹介などを行なっている。

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。