静岡県伊東市。一般になんのこっちゃわからない光景（地面に突き刺さる配管）の主はCLSM（流動化処理土）充填かもしれない。 今回はもう不要となった廃止管の充填による地盤沈下対策の様子をご紹介。

何これ？ 変な光景CLSM（流動化処理土）

なんのこっちゃわからない突き刺さる配管

一般にこれだけ見せられてもなんのこっちゃわからない光景。

配管の元はポンプ車と生コン車

周囲のアスファルトよりも部分的に新しい箇所のますに突き刺さる配管の元は生コン打設に用いられるポンプ車と生コン車。

普通じゃない生コン打設

でも、どうも生コンではなさそう。 途中細かい網目を経由してポンプ車のホッパーに投入されている材料。

その正体はCLSM

正体はCLSM（今回は流動化処理土）に区分される生コンクリート。 微粒分と結合材、上澄水で配合設計された本製品は廃止管など径の細かい空間を充填する際に用いられる。

現場担当からの共有

静岡県伊東市。
木下設備工業様　
流動化処理土　伊東市 小型
廃止管充填　3.8㎥

生コンポータル（ICC）では現場至上主義を謳い常に一人一人の現場が市場と顧客との接点と心得最も大切に取り扱われている。今回は静岡県伊東市の木下設備工業さんからの注文でICCにて製造・出荷された。

CLSMも「庭コン」by「生コンビニ」

CLSMの主な発注者は地方公共団体など公共事業が一般的。 興味のあるご担当者様がいらしたらまずは「庭コン」問い合わせフォームからご相談ください。

生コンデスクフォーム

全国の生コン工場とのネットワークが建設現場の便利をブースト。

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。