2024/03/21
【静岡】「固まりゃなんだっていいんだよ」という顧客ニーズに寄り添うCLSM
静岡県。マンホールの固定にはCLSMが定着しているご当地では「固まりゃなんだっていいんだよ」という顧客のニーズにきちんと応える生コン産業が存在する。
製造:伊豆中央コンクリート、施工:順建設(2m3)
マンホールの固定にはCLSMがおすすめ
立坑内の人孔固定Before
こちら、一般には全く馴染みのない光景、立坑の中の人孔設置作業。設置された人孔はきちんと固定しなければならないので「固まりゃ何でもいいコンクリ持ってきて」ってことで採用される CLSM(流動化処理土)。
生コン車から流れ落ちるCLSM
こちら、ホースを通ってそのまま人孔周囲(立坑とマンホールの間)に流れ込み充填されるCLSM(流動化処理土)。作業は何もない。音も粉塵も全く発生しない。つまり、既往の埋戻しに比べると騒音・粉塵・振動などの問題が生じない。
音もなく充填完了そのまま固くなる
充填完了。そのまま結合材の水和反応により固定に十分なだけの強度を発現する。「目立たない」「わかりにくい」が玉に瑕でなかなかこんなに便利な工法CLSMは今も十分に人口に膾炙しないままとなっている。
興味のある施工業者さんは「生コンビニ」から
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
残コンブロック | 12,000円~ /個 |
込 | 1個 |
オワコンの素(Y弾) | 10,000円 /1m3分 |
別 | 1袋 |
バルチップ | 5000円 /1袋 |
別 | 1袋 |
ドットコン型枠 (1枚あたり0.81m2) |
お問い合わせ下さい | 別 | 1枚 |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 /kg |
別 | 1セット |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 /kg |
別 | 1セット |
オワコン袋タイプ(オワモル) | 1,500円 /袋 |
別 | 1袋 |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
生コンデスクフォーム
なお、生コンポータルが運営する「生コンビニ」は全国の生コン工場と連携することでご存じ「オワコン」「オコシコン」の流通はもちろん、CLSM(「イワモル」)の販売も行っている。
製造工場パートナー募集中
イワモルの配合:製造工場向け
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
こちらは、残コン由来のCLSM「イワモル」配合例。
HAYN隊(横浜国立大学細田暁教授)らでは全国で生コンを製造する生コン工場向けに「イワモル」の製造パートナー募集を行っている。残コン回収・粒状化細骨材や上澄・スラッジ水、SCMsなどすでにある原材料や副産物で容易に製造できるところが特徴。
「コンクリートをもっと身近に」
そもそもさ、客がそば食べたいって言ってるのに高級パスタを食べさせようとする気持ちはわかるけど、客が求めてるのは駅そばなわけだからその気持ちに応えましょうよってこと。コンクリじゃなくてこれからはCLSMの時代だねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。