2024/03/26
【静岡】「(CLSMを)知りながら害(地下空洞を放置)をなすな」伊豆中央コンクリート・加藤工務店
静岡県。通常使用されなくなった排水槽など地下空洞は撤去して埋め戻すなどの措置がなされている。その理由は放置しておくと落盤・地盤沈下の温床となるからだ。知りながら害を為すな。CLSMで埋め戻すのが圧倒的に楽な方法。
製造:伊豆中央コンクリート、施工:加藤工務店
地下空洞を放置しておくと落盤します
雨の日でもへっちゃらCLSM
結構な土砂降りの中ぱっと見ポンプ車によるコンクリート打設の風景。通常雨の日には生コン打設が見送られるものだがどういったことだろう。
ドロドロの液体が流れ落ちる
なんと、生コン車からポンプ車のホッパーに流れ落ちるそれは生コンではなくドロドロの液体。CLSM(Controlled Low-Strength Material)と呼ばれるその製品は我が国では流動化処理土やイワモルなどが有名。写真は、流動化処理土。
CLSMどこへ行く?
ポンプ車のブームが誘う先は高台の向こう側で目視ができないが、雨の中なんと32m3(1立方メートルのブロックが32個分)ものCLSMが打設された。その目的は排水槽の新設に伴う古い排水槽の埋め戻し。
排水槽とは?
落盤の温床? 古い排水槽を埋める
㈱加藤工務店 大型
流動化処理土 32㎥
新しい水槽ができた為古い排水槽埋戻し
地下空洞としてそのまま残ることで次第に劣化する排水槽は落盤・地盤沈下などの懸念が指摘されている。CLSMで充填され硬化することで未然に防止することが可能。知られていないだけでCLSMはものすごく重宝する生コン屋さんのマテリアルだ。地下空洞の充填だから雨でもへっちゃらというわけ。
「イワモル」も「庭コン」by「生コンビニ」
庭コンでできること
お住まいの近くの施工業者をご紹介します。実績のある施工業者がいない場合、お探しいたします。
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
施工店が見つからず、未経験の工事業者・職人に注文する場合であっても、お見積りや納品・無料現場立会など、【生コンビニ】による支援を行っているので安心しておまかせいただけます。
生コンポータルでは「イワモル」などCLSMの対応可能業者さんの無料斡旋を行なっている。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
残コンブロック | 12,000円~ /個 |
込 | 1個 |
オワコンの素(Y弾) | 10,000円 /1m3分 |
別 | 1袋 |
バルチップ | 5000円 /1袋 |
別 | 1袋 |
ドットコン型枠 (1枚あたり0.81m2) |
お問い合わせ下さい | 別 | 1枚 |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 /kg |
別 | 1セット |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 /kg |
別 | 1セット |
オワコン袋タイプ(オワモル) | 1,500円 /袋 |
別 | 1袋 |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
生コンデスクフォーム
上げ膳据え膳の現場サポート「生コンビニ」がついているから安心。
「コンクリートをもっと身近に」
それにしても、この手の現場ってマニアックすぎて伝えるのむずいよね。だって誰が考える?使用されなくなった排水槽を放置しておくと地盤沈下とか落盤でもしかしたら大変な事件に発展するかもしれないなんてこと。だから「伝える」情報発信が僕たちの使命だよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。