長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2023/12/13

【静岡】「生コン工場が作るポーラスコンクリートもCLSMも JIS A 5308(生コン業界)の領域ではないことが課題」

【静岡】「生コン工場が作るポーラスコンクリートもCLSMも JIS A 5308(生コン業界)の領域ではないことが課題」

静岡県御殿場市。CLSM(残渣式流動化処理土)により充填処理された農業用水廃止管の施工状況。φ300 × 103.5m
製造:ICC(担当:わたなべまさつぐ)



どこでも手に入るCLSMに!

イワモル

本日は静岡県御殿場市のもう使われなくなって廃止が決まっている農業用水配管の処分に採用されたCLSM(残渣式流動化処理土)のご紹介ですぞ。 CLSMは流動化処理土をはじめイワモルやスラモルなど生コン屋さんが活躍する分野となっており、今後「生コンビニ」では全国でCLSMの普及・推進を図っていく所存でありますぞ。

地中廃止管の取り扱い

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古くなって老朽化した廃止管は従来開削(地面を削って)撤去(取り除いて)埋め戻しからの舗装復旧という時間も手間もコストもかかる方法で取り扱われてきた。

CLSM(流動化処理土やイワモル)なら充填するだけ

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従来工法に比べて CLSM(流動化処理土やイワモル)など安価なコンクリート(低強度)で廃止管の中を充填・固化(周辺地盤程度の強度まで)することで埋め殺し・残置すれば、かかるのは圧送車と材料代だけ、その後の地盤沈下の恐れもない。交通規制など周辺環境への負担も軽減される。

廃止管内部に残留する水分を押し出すCLSM

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廃止管の内部を充填するCLSMに押し出される残留水は内部がCLSMによって満たされている証拠となる。

CLSM(イワモル)も「生コンビニ」から購入できる

現場サポート「生コンビニ」
単価送料最低
注文数量
オワコン 30,000円~
/m3
0.5m3
オコシコン 40,000円~
/m3
0.5m3
まさ固 20,000円~
/m3
0.5m3
生コンクリート 25,000円~
/m3
0.5m3
オワコンの素(Y弾) 10,000円
/1m3分
1袋
バルチップ 5000円
/1袋
1袋
ドットコン型枠
(1枚あたり0.81m2)
3,800円
/枚
1枚
ヌルコンDIYキット
駐車場1台分
17,000円
/kg
1セット
ヌルコンDIYキット
駐車場3台分〜
52,000円
/kg
1セット
オワコン袋タイプ(オワモル) 1,500円
/袋
1袋

「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。


生コンデスクフォーム

CLSM、とりわけ回収・粒状骨材やスラッジ・上澄水、SCMsなどで製造される「イワモル」なら比較的どの生コン工場でも製造が可能となるため全国各地の生コン工場と連携する「生コンビニ」からお買い求めいただける。

生コン工場の新たな役割CLSM

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このように、廃止管の出口がCLSMで満たされていることを確認すれば充填完了となる。

見えないところで活躍するCLSMを見えるように伝えるのが生コンポータルの使命です。従来工法に比べて手間もコストも時間もカットできるだけでなく、生コン工場にとってもこれまでになかった事業領域が広がるのです。

まさ固さん

CLSMやってみたい? 生コンキャンプで受付中

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なお、随時受付の生コンキャンプ(施設見学ほか)では残コンstの稼働状況やCLSMの製造方法についての視察や交流が行われている。

イワモルくん、まさ固さん。今日は御殿場市でもう使われなくなって朽ちていくだけの農業用水配管を見事にCLSMで手当てしてその後の地盤沈下を未然防止している様子のご紹介ご苦労様でしたっ。
「コンクリートをもっと身近に」
この手の現場は一般の方が発注する領域ではないからきちんと地方公共団体など公的機関に理解してもらう必要があるんだよね。そのためにも、業界団体としてCLSMやポーラスコンクリート、再生骨材コンクリートや粒状骨材コンクリートなどの貢献を発信していく必要があると信じてますっ。課題意識を抱いている生コン工場ら自身の努力がねっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 イワモルくん

舗装(ポーラスコンクリート)も埋め戻し(CLSM)もこれまでJIS A 5308(レディミクスとコンクリート)の取り扱う領域ではありませんでした。オワッコーンですぞ。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士