2023/11/29
【静岡】「固まりゃなんだっていいコンクリならこれから広がる分野CLSMがおすすめ」ICC・岩崎土建
静岡県駿東郡清水町。立坑に設置されたマンホール固定を兼ねた隙間充填に流動化処理土用途として採用されたCLSM「イワモル」。現在、ICC:伊豆中央コンクリート(生コンポータル運営参画)では残渣式流動化処理土と並んで「イワモル」の製造出荷が本格化している。
製造:ICC(担当:わたなべまさつぐ)、施工:岩崎組(6.7m3、2箇所)
CLSM「イワモル」は「固まりゃなんだっていい」時に
※CLSMとはControlled Low-Strength Materialと言ってACIにて基準が整備されているコンクリートのこと。
固まりゃなんだっていい人孔の固定
立坑の中に人孔(マンホール)を設置した後に固定を兼ねた隙間の埋め戻しに用いられた「イワモル」は流動化処理土などCLSMとして利用が進んでいる。
あるでしょ? 固まりゃなんだっていいコンクリ
立坑の中に設置された人孔をコンクリートで固定した様子。この手の固定を兼ねた隙間充填に用いられるコンクリートは強度というよりも充填性が求められるためJIS A 5308のレディミクストコンクリートというよりは、流動化処理土などCLSMがより適している。(写真引用:芦野組グループ)
とにかく草を押さえたいなどでも使える
なお、CLSM「イワモル」は民間や公共事業の防草コンクリートとしても用いられている。その用途においては、流し込むだけ固まる砂「まさ固」としてブランディング中。
イワモルは豊富にCCUを含むこともできる
なお、流動化処理土などに用いられるCLSM「イワモル」の原材料には残コン由来の粒状骨材(s)が用いられる(資源循環)。含まれる豊富な水酸化カルシウムや、上澄水を散水するなどして付加された水酸化カルシウムとCO2の反応することでCCU材料として脱炭素に貢献が可能。
「イワモル」のご注文は「生コンビニ」から
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固(イワモル) | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オワコンの素(Y弾) | 10,000円 /1m3分 |
別 | 1袋 |
バルチップ | 5000円 /1袋 |
別 | 1袋 |
ドットコン型枠 (1枚あたり0.81m2) |
3,800円 /枚 |
別 | 1枚 |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 /kg |
別 | 1セット |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 /kg |
別 | 1セット |
オワコン袋タイプ(オワモル) | 1,500円 /袋 |
別 | 1袋 |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
生コンデスクフォーム
なお、「イワモル」(まさ固)は生コンビニで全国手配の流通網を構築中。回収砂やスラッジ水からでも製造可能であるためおよそ生コン工場であれば製造可能。
「コンクリートをもっと身近に」
でも、「オワコン」「オコシコン」と違ってCLSM「イワモル」は地中に埋められて見えなくなっちゃうのが玉に瑕かな。だから、「伝える」情報発信が重要なんだよねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。