長野県。寒冷地での「ドットコン」の経験が浅いということもありご当地名うての工事業者であられるLAND CREATEさんが慎重に準備をして施工された現場レポート。
施工：LAND CREATE

寒冷地でのドットコン

ドットコンBefore

ドットコン専用型枠パネルを敷き込む前の路盤整地状況。

ドットコンパネル敷き込み

こちらは分かりやすい既設ドットコン（手前）と生コン打設前のドットコン型枠パネル（奥）。このあと生コンクリートが打設される。

ポンプ打設ができる「ドットコン」

なお、数ある透水性コンクリートブランドの中でもドットコン唯一の性能は「ポンプ圧送ができる」点。これにより作業の効率化を図ることができる。

「ドットコン」完成

打設完了。翌日以降コンクリートが硬化後に穴あけ作業を行い「ドットコン」は完成。

「ドットコン」現場の声 by LAND CREATE

お世話様です
写真はグループトークに載せたのがほとんどで、あとは施工状況のような写真が数枚あるのみです。

弊社は長野県にあり、その中でも寒さの厳しい地域で施工しております。

通常の土間コンも最低12cmで施工するような地域です。
なのでドットコンの場合更に薄くなるので砕石層を通常の倍にしております。
厚さは30cmです。

今年の冬がドットコンを施工して初めての冬なので凍上するか、割れるかわからないのでドキドキしております。

砕石を厚くするしか現段階では対応策がないのでお客様には負担をかけてる面もあります。

ドットコンの外周にはD-10の鉄筋を入れてあります。

先日会長が掲載してくれた高さを変えられるドットコンシートの販売を心待ちにしている状況です

ですが自分がいい商品だと信じたドットコンですのでなんとか長野で普及させたいと頑張っております。

何かいいアドバイス等あればお願いします

（「ドットコン」LINEグループからの引用）

現場ではこのように真摯な施工業者らが「ドットコン」を支えている。なお、懸念されている「凍害」については「水を通す構造であることから凍害が助長される」ということはないためご安心ください。

「ドットコン」も「生コンビニ」から

生コンデスクフォーム

なお、現場サポート「生コンビニ」でももちろんドットコン型枠パネルの取り扱いを行っている。

「ドットコン」のご相談も「庭コン」から

無料紹介「庭コン」では「ドットコン」製造元のPUMP MANと連携して最寄の施工業者とお買い求めを希望する一般のお施主さんをつなげている。

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。