2024/04/11
「コンクリートとアスファルトの専門家が教えるそれぞれのいいところ」
いずれも舗装に用いられるコンクリートとアスファルトそれぞれの特徴について1級舗装施工管理技士(アスファルト混合物の専門家)でありコンクリート主任技士・診断士(コンクリートの専門家)の宮本さんが改めてじっくりと解説。
コンクリートとアスファルトのいいところ
コンクリートとアスファルトそれぞれのいいところ紹介
黒いのがアスファルト混合物、白いのはコンクリートで舗装されている道路。実際に我が国では95:5の比率でアスファルト混合物(95%)とコンクリート(5%)が舗装に用いられている。
アスファルトは汚れにくい
左・コンクリートは白いのもあるが汚れやすい。一方、アスファルト混合物は黒いことから同じような環境でも汚れは目立ちにくい特徴がある。
やっぱり、土が被って汚れていたようで、水洗いをしたら白が浮き出てきた。土間コンも綺麗なのは最初だけ、ということを肝に銘じておきたい。
コンクリートは変形しにくい
こちら、樹木の根っこが上がってきたことによって変形・ひび割れを起こしている様子。アスファルト混合物は樹脂(石油)由来の製品であることからポリバケツや輪ゴムのように変形しやすいという性質を有している。
アスファルトはコケ・カビが生育しにくい
苔むしたコンクリート擁壁。
黒カビで汚れたコンクリート舗装。
一方のアスファルト混合物はコケ・カビが生じにくいことがわかっている。その理由は、起源を紐解けばわかりやすく、前出のように石油製品であるアスファルト混合物はペットボトルの仲間。コケ・カビの生育に必要な水分はコンクリートには侵入(微細な空隙に入り込む)一方、ペットボトルは水を弾くように水と馴染まないことからコケ・カビが生じにくいということになる。
どちらのいいところも兼ね備える透水性コンクリート
オワコン
水をがぶ飲みすることでお馴染みの「オワコン」は水を通すコンクリートだから表面に滞水する時間を秒すら許さないからコケ・カビが生じにくい環境と言える。事実、北側など汚れやすい環境に置かれても汚れが土間コンに比べて著しく少ないことがわかっている。
オコシコン
「オワコン」に並んで生コンポータルのキラーコンテンツ「オコシコン」も同様。あれからシリーズでも紹介されているように数年、十数年経過した製品は今も綺麗なままであることが多い。
透水性コンクリート「庭コン」by「生コンビニ」
庭コンでできること
お住まいの近くの施工業者をご紹介します。実績のある施工業者がいない場合、お探しいたします。
実際に当社製品を施工したことのない施工業者さんへ見学会も兼ねた施工方法やお見積りのサポートも実施しています。
施工経験豊富な直営業者・スタッフによる施工を見学会としてご案内もしています。
施工店が見つからず、未経験の工事業者・職人に注文する場合であっても、お見積りや納品・無料現場立会など、【生コンビニ】による支援を行っているので安心しておまかせいただけます。
「庭コン」では全国最寄の透水性コンクリートの対応可能な業者さんをご紹介している。
単価 | 送料 | 最低 注文数量 | |
---|---|---|---|
オワコン | 30,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
オコシコン | 40,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
まさ固・ イワモル | 20,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
生コンクリート | 25,000円~ /m3 |
込 | 0.5m3 |
砂利・砕石・砂 | 15,000円~ /t |
込 | 1t |
残コンブロック | 12,000円~ /個 |
込 | 1個 |
オワコンの素(Y弾) | 10,000円 /1m3分 |
別 | 1袋 |
バルチップ | 5000円 /1袋 |
別 | 1袋 |
ドットコン型枠 (1枚あたり0.81m2) |
お問い合わせ下さい | 別 | 1枚 |
ヌルコンDIYキット 駐車場1台分 |
17,000円 /kg |
別 | 1セット |
ヌルコンDIYキット 駐車場3台分〜 |
52,000円 /kg |
別 | 1セット |
オワコン袋タイプ(オワモル) | 1,500円 /袋 |
別 | 1袋 |
・「貴社条件」(既往の支払い条件)でご購入いただけます。
・「工場指名」既往の取引先(工場や建材店)からの仕入れも可能です。
・「現場立会」(経験豊富な施工者を派遣)は初めての施工に限り無料です。
・「直営施工」(出張納品)を施工研修としてご利用いただけます。
・ご希望される方には「庭コン」から無料送客を行なっています。
生コンデスクフォーム
なお、透水性コンクリートは通常のコンクリートとなんら変わらず生コンビニで全国手配がされている。
「コンクリートをもっと身近に」
そんな宮本さんはどちらかが推しってわけじゃあないんだよっ、「みんな違ってみんないい」(金子みすゞ)っていうくらいだしねっ。ダイバーシティってやつかな。適材適所ってことだねっ。これからも「伝える」僕たちが製造している製品の価値を発信していくよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。