静岡県伊豆の国市。均しコンに採用された「ヌテコン」はかとり商事さんよりご用命いただきました。コンクリートは白ければ白いほど環境に優しいものです。ホワイトカーボン（東京大学野口貴文教授）の推進にJOISは取り組んでいます。
製造：伊豆中央コンクリート、施工：かとり商事

生コンは白ければ白いほど環境に優しい

白い生コン「ヌテコン」

ヌテコン3.2m3 かとり商事さん
w/b45% BB5:BFS5 スラグ割合70% スランプ21cm エアー4.5%
骨材全量残コン粒状化再生骨材（CCU）
（共有：いけがみまこと）

非構造コンクリート（均しコンなど）なら「ヌテコン」

ヌテコン現場は成和建設さんがやってました。見切り擁壁の捨てコンです。佐藤さん曰く均しやすくて全然問題ないですよ。次回ベース立上りはポンプでやるのです。宮本さんによろしくとのことでした！ 2日韮山山木のドットコン手伝うようです。（共有：いけがみまこと）

生コンは白ければ白いほど環境に優しい

普通の生コンをよくよくご存知の方ならお分かりのように「ヌテコン」は白い。乾けば、もっと白くなる。そして、白ければ白いほどコンクリートはエコフレンドリー。

その理由は結合材「セメント」と骨材

白いその理由は結合材「セメント」がCO2の主な排出源であるため。

結合材「セメント」

セメントは灰色の粉体。（写真引用：HAGS）

SCMs「高炉スラグ微粉末」

一方、製鉄の副産物（捨てればゴミ）である高炉スラグ微粉末は真っ白。「ヌテコン」は結合材に70%高炉スラグ微粉末を配合しているため色白。（写真引用：JFEミネラル）

残コン粒状化再生骨材

なお、残コン粒状化再生骨材（写真は細骨材）には水酸化カルシウムが豊富に含まれておりストック時に気中二酸化炭素と反応することで炭酸カルシウム化つまり白色を呈する。やっぱり、白ければ白いほど生コンはエコ。

作ろう白い生コン（JOIS）

オンラインサロンでありアプリのように利用できるJOISでは白いコンクリートの普及推進に取り組んでいます。一人でも多くのご参加を心待ちにしています。

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コンクリートは「庭コン」by「生コンビニ」から

庭コンは一般の方とコンクリートを繋げる架け橋。 登録されている業者さんは親切に相談に乗ってくれるはず。

生コンデスクフォーム

「生コンビニ」はそんな業者さんたちを上げ膳据え膳でサポートしているから安心。

作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値（富）を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before：従来、建設現場で余剰となった生コンクリート（残コン）の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After：一方、残コンステーションを実装した地域（生コン組合）では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU（Carbon Capture Utilization）材料としても脱炭素コンクリート（CNコンクリート）に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。