「普通の生コンはDIYに向いている?」土間コンなら透水性コンクリートの方がDIYに向いている4つの理由

更新日:2022年 07月 14日


DIYerにとって敷居が高いとされる土間コンクリートの施工、特に普通の生コンクリートについてはDIY自体が難しいというイメージがあります。

このイメージですが、実際にDIYで施工しようと思うと非常に難しいのが現実です。

そこで庭コンが土間コンクリートのDIYにおすすめするのが、DIYでも簡単に施工できてしまう透水性を持つコンクリートの「オワコン」です。

今回は、水を透さない普通のコンクリートと水を透すコンクリート オワコン、どちらが土間コンクリートのDIYに向いているのか、4つの理由から解説していきたいと思います。

 

水を透さない普通のコンクリートがDIYに向かない理由

さっそくですが、普通のコンクリートがDIYに向かない4つの理由を解説していきます。

 

1.生コンは半製品でも取扱いが難しい

 

普通の生コンクリートは流動性が大きい半製品と呼ばれる、完成品ではなく加工が必要なコンクリートです。

現場の施工当日の天気や気温、施工場所の地理的要因や季節的要因などを考えながら完成させます。


そして、雨水などをきちんと排水させるための水勾配(傾斜)を成形していかなければなりません。

施工後何十年も使える土間コンとするために、製品を完成させ、水勾配を付けなければならないのです。

正直、施工業者でも手間のかかる工程をDIYで行うのは非常に難しく、プロにまかせた方が現実的です。

 

2.ブリーディング

引用:フレッシュモルタルの透水係数

 

半製品である普通の生コンクリートに含まれるセメント、水、砂、砂利の密度はそれぞれ異なります。

時間が経つにつれて表面に1番密度の軽い水が浮かんでくるブリーディング(余剰水)が発生します。


このブリーディングが引いた後でしか最後の仕上げを行うことができません。

引くまでの待ち時間は季節や気温、湿度などで変わり、初めて生コンクリートに触れる人には見極めが非常に難しいのです。

見極めを間違えてしまうとレイタンスと呼ばれる表層の脆弱部ができたり、土間コンそのものの耐久性に大きく影響を与えてしまいます。

 

3.金鏝仕上げ

引用:https://www.sanei-landscape.com/?catid=6&itemid=622%E3%81%8B%E3%82%89%E5%BC%95%E7%94%A8%EF%BC%89

 

生コンクリートの仕上げである左官は、職人技による技術が必要です。

その仕上げは芸術の世界の技術でもあり、DIYで簡単にはハードルが高すぎます。

動画や本で勉強したとしても、プロによる仕上げに勝ることはありません。

本当にしっかりと仕上げたい場合には、プロにまかせるしかない工程です。

 

4.生コンをどこで買えばいいかわからない

普通の生コンクリートは製造工場と施工業者による、法人間取引が一般的です。

生コン工場などは一般消費者を相手にしていないことも多く、DIYを始める前の入手段階で挫折してしまうことも。

施工から普通のコンクリート入手までを見ても、これだけの難しさが存在しているため、DIYには向かないのです。



水を透す「オワコン」はDIYに向いている理由

水を透さない生コンクリートはDIYに向いていませんが、水を透すオワコンはDIYに向いているのです。

その4つの理由を解説していきます。

 

1.流動性が無く取扱いやすい

 

普通の生コンクリートは水を含んでいるため流動性が高い状態にありますが、
オワコンは団子状で水分が少ないため流動性が非常に低いのです。

この団子を施工箇所に運んで、レーキやトンボなどで敷き広げるだけです。

普通の生コンクリートに必要と言われているワイヤーメッシュなどは必要ありません。

水を透す性質を持っているため水勾配も必要なく、可能な限り平坦に施工することができるのです。


ちなみに、オワコンも生コンクリート同様に半製品ですが、施工を伴って製品となります。

生コンクリートは施工前の材料調整が加わるぶん取扱いが難しく、オワコンは何もせずとも施工を行うだけで製品となるため取扱いやすいのです。

 

2.ブリーディングがない

 

オワコンは流動性が無い状態に近いため、水分が普通の生コンクリートに比べると非常に少なく、ブリーディングが浮き上がってきません。

そのため、ブリーディングを考慮する必要が無く、いつでも仕上げることが可能です。

もちろん、運んで敷き並べたら、すぐに仕上げることができます。

 

3.金鏝仕上げがいらない

 

オワコンの仕上げは、踏み固めるだけで仕上げることができます。

(二見タンパーなどを使うと更に締め固めることが可能)

プロによる職人技も必要なく、専門の技術や知識も必要ない、踏んでいくだけです。

1~3でオワコンの取り扱いやすさ、施工の行いやすさ、を解説してきましたが、もうご察しの通り「オワコン」は初心者DIYerでも簡単に施工できてしまうのです。

この簡単さがあるからこそ、DIYに向いているコンクリートであります。

 

4.オワコンは簡単に頼める

簡単に施工できてしまうオワコンは、簡単に注文出来てしまうコンクリートです。

庭コンでは、全国のオワコンに対応する生コン工場ネットワークを構築しており、専用のマップからお近くの生コン向上(製造拠点)を探して直接注文することができます。
(一部対応していない地域もあります)

 

普通の生コンクリートと比べて入手しやすく、円滑にDIYを行うことができます。

施工だけではなく注文の行いやすさからもオワコンはDIYerに優しいコンクリートです。



価格面でも優れるオワコンはDIYの味方

さて、オワコンDIYの優れる点を解説してきましたが、価格面でオワコンはDIYの味方です。

下記表は、犬走り30㎡を施工する際の性能や価格比較表となります。

 

DIYを行う場合、オワコンが最も価格を安く抑えることができるのです。

DIYの難易度もコンクリートの中(表中)では一番低く、性能もドライテック同様に透水性を持つため非常に高いです。

一応比較としてDIY難易度が一番低い砂利+防草シートがありますが、耐久年数や防草効果については圧倒的にオワコンの方が耐久性があり効果が高いです。

お庭や犬走り、駐車場の土間コンクリートのDIYをお考えなら、ぜひオワコンの採用をご検討ください。

 

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